ミニトマトの栽培(支柱の立て方:二本仕立て)

家庭菜園でのミニトマト(プチトマト)の育て方。前回は、ミニトマトの苗を植え付けして、仮の支柱を立てました。そこから約1ヶ月が経過。そろそろミニトマト(プチトマト)の草丈が伸びてきたので、支柱を太くて長いものに変更します。

ミニトマト(プチトマト)の2本仕立て

ミニトマト(プチトマト)の植え付けをしたのは、4月終盤でした。

ミニトマト(プチトマト)の2本仕立て(支柱の立て方)

ミニトマト(プチトマト)の二本仕立てに使う支柱は、直径2cm、長さ210cmのもの。この支柱を2本用意します。ミニトマトは、畑での露地栽培(地植え)だと、高さ180cmくらいまで伸びます。その株を支えるには、太くて長い支柱が必要になります。

二本仕立てに使う支柱
支柱の長さは210cm

2本の支柱のうち、1本目の支柱は、プチトマトの中心にある一番太い茎(主茎。主枝ともいう)を支えるので、主茎のそばに立てます。

支柱1本目は、ミニトマトの主茎を支える

もう1本の支柱は、ミニトマトの花房のすぐ下にある脇芽を支えるための支柱です。ミニトマト(プチトマト)の2本仕立てでは、この「花房直下の脇芽」を伸ばして、「側枝」として育てます。なので、この脇芽のそばに支柱を立てます。

支柱の2本目は、脇芽を支える

脇芽自体は、花房下だけでなく、全ての葉っぱの付け根から出てきます。が、「勢いがあって丈夫な脇芽」は、花房直下の脇芽なので、これを二本仕立ての側枝にします。

ミニトマトの脇芽

もし、何かしらのアクシデント等で、脇芽が取れて無くなってしまっていたら…。それでも大丈夫です。花房は、プチトマトの主茎が伸びれば、また新しいのが出てきますので、その時に2本仕立てにすればOKです。

支柱を立てる場所が決まったら、支柱を手で持ち、土の中に押し込みます。土の中に30cm分くらいの支柱が入ればOKです。土が固くて入らない場合は、とりあえず支柱が止まるところまで押し込みましょう。

支柱を土に押し込む

土が固くて、支柱が25cmも入らなかった場合は、ハンマーを使います。ハンマーを使い、支柱が止まったところからさらに10cm打ち込みましょう。

支柱を打ち込む際の注意点としては、あまり深くまで打ち込まないこと。支柱を深く打ち込むと、ミニトマトの片付けをする時に抜けなくなります。

支柱の先端
ハンマーで支柱を打ち込む
ミニトマトの2本仕立て

支柱を二本仕立てにしたら、茎と支柱を麻紐で結び、「誘引」します。(今の段階では、まだ支柱と茎の距離が離れているので、誘引はしません。もう少し日数が経過して、茎が伸びてきたら、誘引しようと思います。)

ミニトマトの茎を支柱に誘引する
主枝と側枝を支柱に誘引する

最後は、脇芽の処理(脇芽摘み)をしておきましょう。ミニトマト(プチトマト)の2本仕立ての場合、脇芽で残すものは、側枝にする1本だけです。なので、他の脇芽は、全て摘んでしまいます。

側枝の脇芽以外は全て摘む

摘み方は、脇芽の根元を指でつまみ、折り取るようにします。取り損ねて大きく育ててしまうと、「どれが茎で、どれが脇芽?」と見分けがつかなくなるので、注意しましょう。

ミニトマトの脇芽の摘み方

脇芽を残しておくと、栄養が分散してしまって、株と実が充実しません。美味しいミニトマトを収穫したいなら、脇芽は摘んだ方がよいです。脇芽は、主茎だけでなく、側枝の方にも次々と出てくるので、出てきたらこまめに摘むようにしましょう。

摘み取ったミニトマトの脇芽

動画版はこちら

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