ナスの栽培:支柱の3本仕立て(千両二号ナスの支柱の立て方)
無農薬栽培でのナスの育て方。前回は、ナス(千両二号ナス)に追肥をして、肥料を補いました。それから約2週間が経過。今回は、ナスの支柱の立て方です。今シーズン栽培中の千両二号ナスは、支柱3本の「3本仕立て」にしたいと思います。(3本仕立てだと枝が多いので、ナスの収穫量も増える。)
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ナス(千両二号ナス)の支柱の立て方は、1本だけ立てるものから、4本仕立てるものまで、いろいろあります。家庭菜園のナス栽培だと、支柱2本の「2本仕立て」という支柱の立て方か、3本立てる「3本仕立て」にする場合が多いと思います。(仕立てる枝の数が多いと、世話と管理が大変になるので、支柱の数は2本か3本にしておくのが妥当です。)

ナスの3本仕立て(千両二号ナスの支柱の立て方)
ナスの支柱の立て方ですが、3本仕立てでは、長さ150cm、直径1.6cmの支柱を使います。3本仕立てなので、これらを3本用意します。
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ナスは、順調に成長すると、高さ170cm近くまで伸びます。高くなるナスを支えるには、支柱にもそれなりの高さ(長さ)が求められます。太さも1.6cmあるので、ナスの株をしっかり支えられます。
3本の支柱の立て方は、1本目は、中心の主枝(主茎)に沿うように立てます。2本目と3本目の支柱は、脇芽(側枝)用です。主枝から出ている太い脇芽を見つけて、それに沿わせるように立てましょう。
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主枝(主茎)は、ナスの中心を通っている一番太い茎で、1本目の支柱は必ず、この茎に沿うように立てます。ナスの支柱の立て方は、2本仕立てや3本仕立てなど、様々ですが、1本目は必ず主枝に沿わせることになるので、それは覚えておきましょう。
2本目、3本目の支柱を沿わせる「太くて生育の良い脇芽」の見つけ方ですが、まず、主枝から直接出ている花(実)を見つけましょう。3本仕立てにする脇芽は、その花(実)のすぐ下から出ている脇芽です。花や実の直下の脇芽は、勢いよく太く成長することが多いので、3本仕立てにするのに適しています。
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今回は、ナスの3本仕立てなので、主枝以外の脇芽を2本仕立てる必要がありますが、2本仕立てでも理屈は同じです。ナスの2本仕立てなら、脇芽は1本だけ見つければいいので、3本仕立てよりも簡単です。もし、4本仕立てにするなら、太い脇芽は3本必要になります。
支柱を立てる場所が決まったら、支柱を手で持ち、土の中に押し込みます。土の中に25cm分くらいの支柱が入ればOKです。土が固くて入らない場合は、とりあえず支柱が止まるところまで押し込みましょう。
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土が固くて、支柱が25cmも入らなかった場合は、ハンマーを使います。ハンマーを使い、支柱が止まったところからさらに10cm打ち込みましょう。

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支柱を打ち込む際の注意点としては、あまり深くまで打ち込まないこと。支柱を深く打ち込むと、ナスの片付けをする時に抜けなくなります。

ナスの支柱を3本仕立てにしたら、茎を支柱に誘引します。誘引方法には麻紐を使います。(ナスの茎と支柱を麻紐で結ぶ。)
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誘引まで済んだら、ナスの支柱設置は完了です。
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