大根(短根系大根)の栽培:間引きは3回
トンネル栽培での大根(あじまるみ:短根系大根)の育て方。前回は種まきで、大根の種の蒔き方(種まき方法)や、防虫ネットの張り方について解説しました。その種まきから約5日が経過。今回は、大根の間引きをします。
大根の間引き:1回目の間引き時期
大根の最初の間引き時期は、発芽後すぐです。間引き方は、株の成長に合わせて1本ずつ。まずは、4本発芽した子葉の中から1本を間引き、3本にします。間引きの対象となるのは、子葉の形が左右で不揃い、虫食い、病気になっているような芽です。
大根の間引きの仕方ですが、ハサミを使うのがオススメです。大根の芽の地際にハサミをあてて、根元でカットしましょう。
間引きする際、普通に手で引き抜いて間引きしてもいいんですが、それだと残す株の根を傷めることがあります。なので、間引きには、なるべくハサミを使った方がいいと思います。(根元部分が肥大する大根は、根が特に大事。)
間引いて子葉を3本残しました。これで1回目の間引きは終了です。
大根の間引き:2回目の間引き時期
大根の2回目の間引き時期は、本葉が3~4枚になった頃。1回目の間引きから約1週間が経過。種まきからは約12日が経ってます。
2回目の間引きで見るポイントは葉っぱです。葉っぱが上に向かって伸びているもの、色が淡緑色、葉の形が左右対称等、生育の良い株は残します。逆に、葉が広がって寝てしまっているようなものや、葉の色がやたら濃いものは間引くようにします。
大根の間引き方は、1回目と同様です。ハサミを使って、地際でカットしましょう。
間引きした大根の株は、間引き菜として食べられます。量的には少ないかもしれませんが、これも一応収穫です。2回目の間引き、これで終了です。
大根の間引き:3回目の間引き時期
大根の3回目の間引き時期は、本葉5~6枚の頃。2回目の間引きから約10日経過。種まきからは約20日が経過してます。
間引き方は、これまでと同様、ハサミを使います。間引きで残すのは、元気な株です。大根の葉を見て、生育の良いものを見極めましょう。
大根の間引き菜も、3回目になると、そこそこのサイズに育ってますね。間引き菜は、お味噌汁の具にしたり、ゴマ油で炒めたりすると美味しいですよ。
これで大根の間引き作業は終了です。残った株が健やかに育って、立派な大根になりますように。
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