聖護院大根と青首大根の育て方(大根の間引きの仕方)
マルチ栽培での聖護院大根と青首大根の育て方。今回は、大根の間引き時期や、間引きの仕方について。間引きは地味な作業ですが、だいこんを大きく育てるなら、避けては通れません。
聖護院大根と青首大根は、前回の種まき時期から約1週間が経過。子葉(双葉)が出揃ったので、1回目の間引きをします。
聖護院大根と青首大根の育て方。ここまでの栽培過程、土作りと種まきに関する記事はこちら。
大根の栽培では、土作りが肝心。「又根」にならないよう、しっかり耕します。
種まき後は、不織布をかけて大根の種を保護。害虫除けの防虫ネットも張りました。
聖護院大根と青首大根の間引き:1回目(大根の間引きの仕方)
だいこんの1回目の間引き時期は、発芽してすぐです。聖護院大根と青首大根の双葉(子葉)が出揃ったタイミングで間引きをします。
4本出た芽のうちから1本を間引き、3本にします。発芽した聖護院大根と青首大根の芽をよく見て、虫食いとか病気になっているような芽があったら、それを間引きます。子葉の形が左右で不揃いとか、形がいびつになっているものも間引きの対象です。
間引きのやり方は、ハサミを使います。ハサミで、ダイコンの芽の地際をカットするんです。聖護院大根や青首大根に限らず、種から育てる野菜の間引きは、ハサミを使うことが多いです。
「手で持って引き抜く」という間引きの仕方はあまりオススメしません。なぜかというと、引き抜く間引き方法だと、残す方の大根の根を傷めてしまうことがあるんです。なので、間引きにはハサミを使うようにしましょう。
さらに細かい部分のチェックポイントとしては、「子葉の開いている向き」を見ます。どれを残すか迷ったら、畝の走る方向と平行に開いているものを残すようにします。
これは、大根の根(栄養吸収に関わる側根)の伸びる方向が、子葉が開く向きと同じだからです。(畝の方向に対して直角だと、根が伸びたときに畝の肩にあたり、それ以上伸びることができなくなる。)
4本出たダイコンの子葉から1本を間引き、3本にしました。これで、聖護院大根と青首大根の間引き、1回目は終了です。
聖護院大根と青首大根の間引き:2回目(3本のだいこんの株を2本にする)
ダイコンの2回目の間引き時期は、本葉が3~4枚になった頃です。(大根の最初の間引き時期から約10日が経過。種まき時期からは約17日経ってます。)
2回目の間引きで見るべきポイントは、聖護院大根と青首大根の葉っぱです。葉っぱが上に向かって伸びているもの、色が淡緑色、葉の形が左右対称等、生育の良い株は残します。逆に、葉が広がって寝てしまっているようなものや、葉の色がやたら濃いものは間引くようにします。
3本出ている大根の株から1本を間引き、2本にしました。これで、2回目のだいこんの間引きは終了です。
聖護院大根と青首大根の間引き:3回目(生育の良いダイコンを1本だけ残す)
聖護院大根と青首大根の最後の間引き。3回目の間引き時期は、本葉5~6枚の頃です。(だいこんの2回目の間引き時期から約1週間経過。種まき時期からは約24日経過してます。)
間引きのポイントは、葉です。聖護院大根と青首大根の葉を見て、生育の良さそうなものを残します。茎が黒かったり、極端に太いもの、斜めっている等、生育の悪い株は間引きます。
これで、聖護院大根と青首大根の間引き作業は終了です。残ったダイコンが大きく育ちますように。
聖護院大根栽培の追加情報(聖護院大根の育て方についての関連情報)
聖護院大根の大きさはどれくらいですか?
聖護院大根は、直径約15cmの球形の大根で、大きいものだと直径20cmくらいまで成長します。実がきめ細かく、漬物や煮物に向いています。
動画版はこちら
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