人参の栽培:間引きと追肥(五寸人参の間引きと、肥料の追肥)
地植え栽培での人参の育て方。前回は、人参(五寸人参)の種まきをしました。それから約35日が経過。今回は、人参(にんじん)の間引きと追肥をします。
人参(にんじん)や大根(だいこん)など、種から育てる野菜は、間引きしながら栽培するのが定石です。間引きで生育の良い人参を残すことで、病害虫にかかりにくくなりますし、株のサイズも大きくなります。
人参の間引きと追肥(五寸人参の間引き方法、追肥の仕方:1回目)
人参の間引きの仕方ですが、1回目は人参の本葉が4~5枚の頃に行います。人参の株をよく見て、小さすぎる株や、病気になっていそうな株を間引きます。間引き後の人参の株間は、約2~3cmになるようにしましょう。(株間2~3cm=指2本分くらいの幅)
人参を間引きする時は、ハサミを使うのが無難かと思います。人参の株をそのまま引き抜いて間引きしてもいいですが、残す株の根を傷つける可能性もあります。
特に、1回目の間引きでは、人参の株が密集しているところもあるかと思うので、引き抜く間引きよりも、ハサミを使う方をおすすめします。
間引きした人参の葉は、間引き菜として食べられます。サラダに混ぜたり、料理の彩りにすると良いです。
間引きしたタイミングで、人参の追肥も行っておきます。人参の追肥の仕方は、株の両側に溝を切り、そこに鶏糞をパラパラとまきます。有機栽培の人参なので、追肥の肥料も、有機肥料の鶏糞を使います。
肥料の量は特に決まっていませんが、多くなり過ぎないように注意します。追肥した肥料(鶏糞)は、水で湿らせて、土をかけておきます。
株元への土寄せも行っておきます。人参は、子葉から下の部分(胚軸+根)が土の上に露出していると、そこが太陽光に当たって緑化してしまいます。肩までオレンジ色になった人参を収穫したいなら、しっかり土寄せしておきましょう。
これで1回目の間引きと追肥は完了です。日除けの寒冷紗はまだ必要なので、戻しておきます。
人参の間引きと追肥(五寸人参の間引き方法、追肥の仕方:2回目)
人参の間引きの2回目は、本葉が6~7枚の頃に行います。間引き後の人参の株間は、約6~7cmになるようにしましょう。(株間6~7cm=指4本分くらいの幅)
人参の間引き方法は、手で抜いても、ハサミでカットしてもOK。1回目の間引きで株間をあけているので、残す人参の株に干渉することはないと思いますが、心配ならハサミでカットすると良いです。
間引きした人参の間引き菜は、もちろん食べられます。1回目の間引き時よりも葉っぱの数が増えているので、食べ応えも増していると思います。
間引き後の追肥と土寄せは、1回目の時と同じ要領で行えば良いです。
これで人参の間引きと追肥は完了です。日除けの寒冷紗はもう必要無いので、撤去しておきます。
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