聖護院大根と青首大根の育て方(9月は大根の種まき時期です)
自家栽培での聖護院大根と青首大根の育て方。前回は、大根の区画に肥料を入れて、土づくりをしました。それから約5日が経過。今回は、聖護院大根と青首大根の種まきをします。
聖護院大根と青首大根は、60cm×60cmの栽培区画を2つに分けて育てます。最終的には、聖護院大根が2株、青首大根が2株、収穫できる予定です。
聖護院大根と青首大根の栽培では、土作りが肝心。「又根」にならないよう、しっかり耕します。
大根の種まき方法(聖護院大根と青首大根の種の蒔き方)
聖護院大根と青首大根はそれぞれ2本ずつ収穫する予定なので、区画に穴を4つあけます。(マルチカッターを押し当てて、表面のビニールだけを切る。)大根の株間は約30cmです。株間=隣の株との間隔のこと。
大根の種は、マルチの穴1つにつき4粒蒔きます。この種の蒔き方を点まきといいます。隣の大根の種とは4~5cmの間隔をあけます。
聖護院大根も、青首大根も、種をまく深さは1cmくらい。種をまいた後、指の第一関節くらいまで押し込めば、約1cmの深さになると思います。
聖護院大根と青首大根の種に土をかぶせ、手で上から押さえたら、不織布をかけます。種まき後の土を手で押さえるのを「鎮圧」といいます。鎮圧は結構強めの方がいいです。(強く鎮圧することで、種と土が密着して水分が行き渡り、発芽しやすくなる。)
種まき後に不織布をかけるのは、大根の種を保護するためです。不織布をかぶせておくと、種の乾燥を防げますし、水やりの水や雨水が直接土に当たらないので、種を守れます。(聖護院大根と青首大根の種が発芽したら、不織布は外します。)
大根の区画に不織布をかけたら、土が湿る程度に水やりをします。水をやり過ぎると、聖護院大根と青首大根の種が腐ってしまうので注意します。
聖護院大根と青首大根の害虫対策(大根の虫よけ方法)
聖護院大根も青首大根も、アブラナ科の野菜です。このアブラナ科の野菜(キャベツやハクサイなども)というのは、害虫が寄ってきやすいので、種まきしたらすぐに虫よけ対策をするようにします。(トンネル支柱と防虫ネットを使って、害虫の侵入を防ぐ。)
虫よけのトンネルの作り方ですが、まず、トンネル用の支柱(ダンポール)を、畝に刺します。ダンポールは、畝の内側に向けて、斜めに刺し込むとよいです。トンネル支柱を立てる数は3本。等間隔になるよう設置します。
支柱が立ったら、その上に防虫ネットをかぶせ、トンネル状にします。トンネルの両端は結び目を作り、その結び目にUピンを引っかけ、ピンを地面に刺して固定します。ピンをネットに刺してしまうと、穴が空くので注意して下さい。
支柱側のネットの固定は、トンネルパッカーを使います。この留め具を、ネットの上から支柱にはめ込み、固定します。トンネルパッカーは、「ツメ」が付いてる方を下にして使います。(ツメを地面に少しくい込ませる。)
防虫ネットが余っている部分は、軽く縛ってまとめておきます。
あとは、トンネルの上の部分がズレないよう、洗濯バサミでとめます。これで、聖護院大根と青首大根の種まきは完了です。
聖護院大根栽培の追加情報(聖護院大根の育て方についての関連情報)
聖護院大根の種まきは、10月でも間に合いますか?
聖護院大根のような大型の品種は、10月に入ってからの種まきだと、根が十分に太らない可能性があります。(10月くらいになると、日照時間が短くなり、地温も低くなってくるため、聖護院大根の成長が鈍くなる。)聖護院大根の種まきは、9月上旬~中旬頃に行うのがベストです。
聖護院大根の追肥時期はいつですか?
聖護院大根の今年(2020年)の追肥時期は、種まきから約1ヶ月後、10月下旬でした。聖護院大根や青首大根など、大根の仲間は、基本的には追肥しなくても育ちます。(2020年は、聖護院大根を初栽培した年なので、念のため、追肥をしました。)
聖護院大根の収穫時期はいつですか?
聖護院大根は、種まきから2~3ヶ月経つと収穫時期になります。9月中に種まきした聖護院大根は、順調に育てば、11~12月に収穫時期がきます。
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