ミニトマトの栽培:支柱の立て方(ミニトマトの二本仕立て)
地植え栽培でのミニトマトの育て方。前回は、ミニトマト(ピンキーミニトマト)の苗の植え付けを行いました。それから約1ヶ月が経過。今回は、ミニトマトの支柱の立て方を解説します。(ミニトマトの仕立て方は、支柱を2本立てる「二本仕立て」でいきます。)
今、ミニトマトの横に立てている支柱は、長さ210cmの太い支柱1本と、苗の植え付け時に立てた「仮の支柱」です。太い方の支柱は、今回の2本仕立てのタイミングで設置する予定でしたが、強風が吹いた日にミニトマトの茎が折れそうだったので、早めに立てています。
ミニトマトの植え付け時に立てた「仮の支柱」は、株の草丈が伸びてきたら、太い支柱に立て替えます。ミニトマトの支柱の立て替え時期は、定植から約3~4週間後くらいが目安です。ミニトマトを植え付ける4月終盤から5月上旬頃というのは、荒れた天気になることがあるので、天候に不安がある場合は、早めに二本仕立てにしておくのもアリです。
ミニトマトの支柱の立て方(ピンキーミニトマトの二本仕立て)
ミニトマトの2本仕立てに使う支柱は、直径2cm、長さ210cmのもの。この支柱を2本用意します。ミニトマトは、日当たりの良い露地で栽培すると、高さ180cmくらいまで伸びます。茎2本の「二本仕立て」にして、実もついた状態だと、結構な重量になるので、支柱も丈夫なものが必要になります。
2本仕立ての支柱は、1本目をミニトマトの中心、一番太い茎の横に立てます。(ミニトマトの中心の茎は、主茎、主枝といわれる茎です。)
2本目の支柱は、ミニトマトの脇芽の横に立てます。どこの脇芽かというと、花房のすぐ下にある脇芽です。ミニトマトの2本仕立てでは、この「花房直下の脇芽」を伸ばして、「側枝」として育てます。(花房直下の脇芽は、成長力が旺盛で、しっかり太く育つので、もう一本の枝として伸ばしていきます。)
脇芽自体は、全ての葉っぱの付け根から出てきますが、二本仕立てに適した丈夫な脇芽は、花房直下の脇芽です。ミニトマトを2本仕立てにする場合は、「花房下の脇芽1本を伸ばして育てる」と覚えておきましょう。
二本仕立てにしたいんだけど、ミニトマトの脇芽が折れちゃった…という場合は?大丈夫です。花房下の脇芽は、ミニトマトが成長するにつれ、新しいのが次々と出てくるので、心配ありません。多少失敗しても、やり直せるのが2本仕立てのいいところですね。
支柱を立てる場所が決まったら、支柱を手で持ち、土の中に押し込みます。土の中に30~35cm分くらいの支柱が入ればOKです。土が固くて入らない場合は、とりあえず支柱が止まるところまで押し込みましょう。
土が固くて、支柱が30cmも入らなかった場合は、ハンマーを使います。ハンマーを使い、支柱が止まったところからさらに10cm打ち込みましょう。
支柱を打ち込む際の注意点としては、あまり深くまで打ち込まないこと。支柱を深く打ち込むと、ミニトマトの片付けをする時に抜けなくなります。
支柱を二本仕立てにしたら、茎と支柱を麻紐で結んでおきます。(ミニトマトの茎を支柱に誘引しておく。)
ミニトマトの脇芽かき(ピンキーミニトマトの脇芽の取り方)
2本仕立てのついでに、ミニトマトの脇芽取り(わき芽かき)をしておきましょう。ミニトマトを2本仕立てにした場合、残す脇芽は側枝にする1本だけです。他の脇芽は、わき芽取りをして、全部摘んでしまいます。
脇芽の取り方ですが、摘み取る脇芽の根元を指でつまみ、折り取るようにします。ミニトマトの脇芽は成長が早く、わき芽かきするのが遅れると、大きく、太くなってしまうので、早めに摘むようにしましょう。(余分な脇芽を残しておくと、栄養が分散してしまって、株と実が充実しません。)
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