なすの剪定の仕方(千両ナスの切り戻し剪定)と、オクラの間引き
自家栽培でのナスとオクラの育て方。まずは、なすのお世話から。露地で栽培しているナス(千両なす)は草丈が伸びてきて、そろそろ剪定時期です。ナスの栽培はまだ初心者で、剪定の仕方はあまり分かっていないんですが、チャレンジしてみたいと思います。
なすの剪定の仕方(千両なすの切り戻し剪定)
ナス(千両なす)の枝の仕立て方は、ここまで「2本仕立て」で育ててきました。(いつの間にか、なすの脇芽がもう1本伸びてて、「3本仕立て」になってますけど…。)
なすの2本仕立てとは、ナスの株の中心にある主茎(主枝)と、勢いよく成長する脇芽(側枝)1本を残す仕立て方です。これに、脇芽をもう1本プラスして残すようにすれば、ナスの3本仕立てになります。
なすの仕立て方自体はこれでいいんですが、枝が伸びるのに任せて収穫を続けていると、ナスの株が「成り疲れ」の状態になってしまいます。(なすにとって、花や実をつけるのにはエネルギーを使うため、株にたくさん実がついていると体力を消耗してしまう。)
なす(千両ナス)と、生姜(お多福しょうが)と、ピーマン(京みどりピーマン)を育てているこの畝は、栽培が順調なら、9月中旬くらいまで収穫が続きます。なすの収穫時期が長いということは、「ナスの成り疲れ」をなるべく少なくすることが重要になります。
長く育てるには、定期的に「追肥」をして、肥料を補う必要があります。
ナスの成り疲れを防ぎつつ、収穫時期を長く楽しむためには、枝の剪定(整枝)が必要です。(なすを剪定することで、枝を更新し、株全体をリフレッシュさせる。)
なすの剪定の仕方は、いくつかあるのですが、うちの畑では「切り戻し剪定」をすることにしました。ナスの脇芽(側枝)1本につき、実を1つ残す「一枝一果」という剪定方法です。一枝一果の剪定方法だと、成り疲れを防ぎつつ、収穫を長く続けることができます。(切り戻し剪定は、切り返し剪定ともいいます。)
一枝一果の剪定を図解してみました。この剪定方法の注意点としては、「2本仕立てにしている太い枝(主枝と側枝)は切らない」ということと、「なすの実の上の葉を2~3枚残す」ということ。ナスの葉を残すのは、実を大きくするためです。(残した葉がポンプの役割を果たし、実に栄養が届く。)
なすの一枝一果の剪定、理屈はシンプルなんですが、初心者には難しいですよね。私も、自分のナスの株を見ると、どれを切ればいいか分からなくなります…。
合ってるかどうか分かりませんが、自分なりに剪定をしてみました。なすの剪定は慣れが必要ですね。回数を重ねれば、スムーズに剪定できるようになると思います。
オクラの間引き(丸オクラの栽培管理)
なすの剪定の後は、オクラのお世話です。オクラ(丸オクラ)は、種まき時期から約25日が経過。本葉も出揃い、すくすく成長中です。
オクラの種まきをした時の様子はこちら。
オクラは割と発芽率が良くて、よく育ってくれているんですが、そうなると間引きが必要です。マルチの穴1つにつき3株になるようにします。
これで今回の作業、ナスの切り戻し剪定と、オクラの間引きは完了です。なすのついでに、ピーマン(京みどりピーマン)ときゅうり(夏すずみキュウリ)も収穫しました。
オクラ栽培を土作りから始めたい方は、こちらをどうぞ。
動画版はこちら
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