里芋の栽培:土作り(さといもの植え付け前の土づくり)- サトイモの植え付け準備

畑作栽培での里芋の育て方。今回は、里芋(サトイモ)栽培の初回なので、土作りをします。さといもの栽培方法は、マルチ栽培で行います。(里芋は乾燥に弱いので、マルチ栽培にしておくと土の乾燥が防げる。)植え付けには、里芋の種芋を使います。

里芋(サトイモ)の土作り:さといもの植え付け準備

里芋(サトイモ)の栽培に最適な時期は、春夏です。サトイモの種芋の植え付け時期が4月下旬~5月上旬頃なので、その2~3週間前、4月上旬頃から土作りをしておくと、里芋栽培に適した土になります。(土作りをした後、2~3週間の間に、土と肥料が馴染むので、植えつけ後の成長も安定しやすい。)里芋の種芋がホームセンターや園芸店に出回るのもこの頃です。

これから行う「土作り」は、里芋(サトイモ)の植え付け準備です。栽培区画に堆肥や肥料を入れて耕し、畝を作ります。里芋の栽培区画の大きさは、約60cm×60cmです。

里芋(さといも)の栽培区画

里芋栽培の肥料(サトイモの植え付け前の土作り):里芋の元肥

里芋(さといも)の土作りに使う堆肥&肥料は、堆肥が発酵牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は鶏糞が50cc、油粕が100ccです。

里芋(サトイモ)の土作りに使う肥料:里芋の元肥

里芋の栽培方法は有機栽培です。なので、土作りも、有機堆肥と有機肥料を使って行います。用意した牛糞堆肥、鶏糞、油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。

里芋の肥料を土に混ぜ込む

里芋の畝の作り方(土作り後はサトイモの畝を立てる):里芋のマルチ栽培

肥料を入れて土作りした後は、里芋の畝を立てます。畝立てには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。

土作り後は、里芋(さといも)の畝を立てる
畝の縁
畝の縁は、移植ゴテを使って固める

畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)

畝の上は平らにならす
里芋(サトイモ)の畝の形が整いました

あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。

里芋の畝にマルチを張る(さといもの栽培方法はマルチ栽培)

里芋(さといも)は、マルチ栽培でも、マルチ無しの栽培でも、どちらでも育てられますが、マルチ栽培にしておくと、土の乾燥を防げます。

マルチ栽培だと、土の温度(地温)を保てるとか、雑草が生えにくいというメリットもあります。なるべく手間なく里芋を育てたいという場合は、マルチ栽培の方がいいかもしれません。

これで、里芋の土作り(サトイモの植え付け準備)は完了です。

里芋の土作り(さといもの植え付け準備)完了です

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