サツマイモの栽培:土作り(甘藷の植え付け前の土作り)- さつまいも栽培に適した土は、どんな土?
無農薬栽培でのサツマイモの育て方。今回は、さつまいも(甘藷・サツマイモ)栽培の初回なので、土作りをします。さつまいもの栽培方法は、マルチ栽培で行います。(マルチ栽培だと地温が上がり、さつまいもの生育が促進される。)植え付けには、さつまいもの苗(さし苗、芋づる)を使います。
さつまいも(甘藷・サツマイモ)の栽培に最適な時期は、春夏です。さつまいもの苗の植え付け時期は、5月中旬~6月中旬頃が適期です。さつまいもの苗(さし苗、芋づる)がホームセンターや園芸店に出回るのもこの頃です。
これから行う「土作り」は、サツマイモの植え付け準備です。栽培区画を耕して、畝を作ります。さつまいも(甘藷)の栽培区画の大きさは、約60cm×60cmです。
さつまいもの植え付け前の土作り:土を耕す
さつまいも(甘藷・サツマイモ)の栽培では、基本的に元肥が要りません。元肥とは、植え付けや種まきの前に入れる肥料のことです。
さつまいもは肥料が多いと、ツルや葉ばかり茂って「いも」があまりつかない「つるぼけ」状態になります。さつまいもに適した土=肥料が少ない土なので、元肥は施さないようにしましょう。
肥料が要らないので、肥料を量る必要がありませんし、土と肥料を混ぜる手間もありません。土だけしっかり耕して、サツマイモの栽培に備えましょう。
さつまいもの畝立て(甘藷・サツマイモの上手な育て方):さつまいものマルチ栽培
ここからは、サツマイモの畝の作り方です。移植ゴテとならし板を使って、畝を立てます。畝の作り方のポイントとしては、「縁を少し固める」こと。移植ゴテで縁を押さえ、畝の周囲を固めておくと、崩れにくい畝になります。
畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)
あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。
さつまいも(甘藷・サツマイモ)は、マルチ栽培でも、マルチ無しの栽培でも、どちらでも育てられます。マルチ栽培だと、土の温度(地温)を保てるとか、雑草が生えにくいというメリットがあります。なるべく手間なくサツマイモを育てたいという場合は、マルチ栽培の方がいいかもしれません。
これで、さつまいもの土作り(甘藷・サツマイモの植え付け準備)は完了です。
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