じゃがいもの栽培:土作り(馬鈴薯の植え付け前の土づくり)- 春植えのジャガイモの育て方
家庭菜園でのじゃがいもの育て方。今回は、じゃがいも(馬鈴薯)栽培の初回なので、土作りをします。今季は、植え付け時期が2月中旬から3月中旬の「春植えのじゃがいも」を栽培します。
春植えのじゃがいも(馬鈴薯)は、2月中旬頃から植え付けが可能なので、その約2週間前、2月の節分・立春の頃に土作りをしておくと、じゃがいも栽培に適した土になります。(約2週間の間に、土と肥料が馴染むので、植え付け後の成長も安定しやすい。)
じゃがいも栽培は、春(2~3月)にジャガイモの種芋を植え付けて、収穫時期が初夏(6~7月)になる「春植えじゃがいも」と、秋(8~9月)に植え付けて、収穫時期が11~12月の「秋植えじゃがいも」の2種類があります。育て方が比較的簡単なのは、栽培時期が春のジャガイモなので、家庭菜園初心者の方には春植えのじゃがいもをおすすめします。
これから行う「土作り」は、じゃがいも(馬鈴薯)の植え付け前の準備です。栽培区画に堆肥や肥料を入れて耕し、畝を作ります。じゃがいもの栽培区画の大きさは、約60cm×60cmです。
じゃがいも栽培の肥料(馬鈴薯の植え付け前の土作り)
じゃがいも(馬鈴薯)の土作りに使う堆肥&肥料は、堆肥が発酵牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は鶏糞が50cc、油粕が50ccです。
じゃがいもの栽培方法は有機栽培です。なので、土作りも、有機堆肥と有機肥料を使って行います。用意した牛糞堆肥、鶏糞、油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。
じゃがいもの畝の作り方(土作り後はジャガイモの畝を立てる)
肥料を入れて土作りした後は、じゃがいもの畝を立てます。畝立てには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)
あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。
じゃがいもは、マルチ栽培でも、マルチ無しの栽培でも、どちらでも育てられますが、マルチ栽培にしておくと、雑草が生えないので、草抜きの手間が減ります。
マルチ栽培だと、土の温度(地温)を保てるというメリットもあるので、春植えのジャガイモには良いと思います。(2~3月はまだ冷えるので、マルチにして、少しでも地温を保ちたい。)
これで、じゃがいもの土作り(春植え馬鈴薯の肥料施肥と畝立て)は完了です。
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