きゅうりの栽培:土作り(胡瓜の植え付け前の土づくり)- 有機栽培のキュウリの育て方

地植え栽培でのきゅうりの育て方。今回は、キュウリ(胡瓜)栽培の初回なので、土作りをします。きゅうりは、植え付けが4月下旬から5月上旬にかけてなので、その2~3週間前、3月終盤から4月上旬頃に土作りをしておくと、きゅうり栽培に適した土になります。(2~3週間の間に、土と肥料が馴染むので、植え付け後の成長も安定しやすい。)

きゅうり(胡瓜)の土作り(露地キュウリの植え付け前の土作り)

きゅうりは、育て方自体はそんなに難しくないので、初心者向けの野菜だと思います。(キュウリ栽培の成否は、植え付け場所の土質や、その年の気候にもよるので、一概には言えませんが…。)きゅうりを始めて育てる場合は、病気に強い品種を選ぶと、より育てやすいかもしれません。

きゅうりの栽培スケジュールは、まず、苗を植える時期が4月終盤頃で、5月中旬~下旬頃に脇芽かきや追肥があります。きゅうりは成長が早いので、収穫時期は6月頃から始まって、7月末くらいまで続きます。(夏野菜の中でも、キュウリは栽培期間が比較的短いので、8月のお盆あたりには栽培終了することが多いです。)

これから行う「土作り」は、きゅうりの植え付け前の準備です。栽培区画に堆肥や肥料を入れて耕し、畝を作ります。キュウリ(胡瓜)の栽培区画の大きさは、約60cm×60cmです。

きゅうり(胡瓜)の栽培区画

きゅうり栽培の肥料(胡瓜の植え付け前の土作り)

きゅうり(胡瓜)の土作りに使う堆肥&肥料は、堆肥が発酵牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は鶏糞が50cc、油粕が50ccです。

きゅうり(胡瓜)の土作りに使う肥料

きゅうりの栽培方法は有機栽培です。なので、土作りも、有機堆肥と有機肥料を使って行います。用意した牛糞堆肥、鶏糞、油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。

きゅうりの肥料を土に混ぜ込む

きゅうりの畝の作り方(土作り後はキュウリの畝を立てる)

肥料を入れて土作りした後は、キュウリの畝を立てます。畝立てには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。

土作り後は、きゅうり(胡瓜)の畝を立てる
畝の縁
畝の縁は、移植ゴテを使って固める

畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)

畝の上は平らにならす
きゅうり(有機栽培のキュウリ)の畝の形が整いました

あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。

きゅうりの畝にマルチを張る

これで、きゅうりの土作り(胡瓜の植え付け前の畝立て)は完了です。

きゅうり(有機栽培のキュウリ)の土作り完了です

動画版はこちら

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