イチゴとスナップエンドウの育て方(有機の肥料で土作り)

マルチング栽培でのいちごとスナップエンドウの育て方。今回は、いちごとスナップエンドウの土作りです。いちごは、一季成りの宝交早生(ほうこうわせ)という品種を栽培。スナップエンドウは、草丈約80cmまで成長する、つるなしのスナップエンドウを育てます。

いちごとスナップエンドウの土づくり

いちごも、スナップエンドウも、露地栽培(畑での地植え)にして、冬越しさせます。収穫時期は、スナップエンドウの方が来年の4月上旬頃から。いちごの方は、4月下旬頃から収穫時期に入るかなと思っています。

栽培区画は、いちごもスナップエンドウも同じ大きさ。どちらも約60cm×60cmです。

いちごとスナップエンドウの栽培区画

いちごとスナップエンドウの肥料(宝交早生と、つるなしスナップの元肥)

いちごの元肥(苗の植え付け前に入れる肥料)は、完熟発酵の牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)と、鶏糞が50cc。スナップエンドウは、肥料を入れ過ぎると実が付かないことがあるので、牛糞堆肥1リットルだけ入れるようにします。

いちご(宝交早生いちご)の栽培に使う肥料
スナップエンドウの栽培には、牛糞堆肥を使います

用意したいちごとスナップエンドウの肥料は、それぞれの区画にまいて、土と混ぜます。

いちごとスナップエンドウの肥料を土と混ぜる

いちごとスナップエンドウの畝の作り方(肥料を入れたら畝を立てる)

いちごとスナップエンドウの区画に肥料を入れたら、次は「畝立て」です。ならし板で畝の周りを囲って、その中に土を盛っていきます。

散った土を、いちごとスナップエンドウの畝に戻す
ならし板で畝を整える

土を盛っただけだと、畝が崩れることがあるので、縁は固めておきましょう。縁に移植ゴテを押し付けて固めると、崩れにくい畝になります。

畝の縁
畝の縁は移植ゴテで固める

畝の上の面は平らにならします。畝の表面が凸凹していると、溜まった雨水などがはねて、いちごやスナップエンドウが病気になるかもしれません。

上面は平らにならす
いちごとスナップエンドウの畝の形が整いました

あとは、表面に黒のマルチをかぶせ、周囲をマルチ留めで固定します。これで、いちごとスナップエンドウの土づくり&畝立ては完了です。

いちごとスナップエンドウの畝にマルチを張る
いちごとスナップエンドウの土づくり完了です

スナップエンドウ栽培の追加情報(つるなしスナップエンドウの育て方についての関連情報)

スナップエンドウの支柱はいつ立てますか?(支柱を立てる時期)

スナップエンドウの支柱は、冬越し作業をする12月頃に立てるのが一般的です。でも、早めに立ててもいいです。スナップエンドウの種まきをする時に立ててもいいですし、それ以外の時間がある時に立ててもいいです。スナップエンドウは、種まきが11月上旬頃で、冬越し作業が12月下旬頃なので、その間であれば、支柱の設置はいつでもいいです。

スナップエンドウの支柱の高さはどれくらいですか?(どれくらいの長さの支柱が必要?)

スナップエンドウの支柱の長さは、150cmのものが最適です。(つるなしスナップエンドウの場合。つるありスナップエンドウは草丈が高くなるので、200㎝くらいの支柱が必要です。)支柱は、土の中に30cmくらい打ち込むので、高さは120cmくらいになります。

スナップエンドウの冬越し方法を教えてください。(つるなしスナップエンドウの防寒対策)

スナップエンドウの冬越し・防寒対策には不織布か防虫ネットを使います。支柱に沿って不織布(or防虫ネット)を張って、冬越しに備えます。(不織布でスナップエンドウの株を囲い、冷気を遮る。)冬越しする際には、支柱が必要なので、立てていない場合は、前もって立てておきます。

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