のらぼう菜の育て方:土作り(牛糞と鶏糞と油かすで、なばなの土づくり)
自家栽培でのナバナ(のらぼう菜)の育て方。のらぼう菜とは、「食用の菜の花」みたいな感じの野菜で、主に関東周辺で栽培されています。今回は、栽培の初回なので、のらぼう菜の土作りを行います。
のらぼう菜(菜花)は、アブラナ科の野菜で、苗から育てていきます。栽培スケジュールとしては、10月上旬~中旬頃が苗の植え付け時期で、冬は越冬させて、1月終盤あたりから収穫時期が始まるという感じです。栽培期間は3月頃までです。
まず、のらぼう菜の栽培スペースを確保するため、バジルとマルチシートを片づけます。
のらぼう菜の栽培準備(なばなの土作り)
のらぼう菜の土作りをする前に、土の状態を見てみましょう。畑の土は、なるべくふかふかにしておいた方が、のらぼう菜(なばな、菜花)の生育もよくなります。
夏野菜の栽培が終わった畑は、土が固い状態で乾燥もするので、水をまいて土の固さを調整します。(土がカラカラでカチカチだと、畝を作ったとしても、のらぼう菜が育ちにくいです。)
水をまいたら、鍬(くわ)で耕しつつ、土と水を混ぜ合わせます。畑の土をふかふかにするには、空気を含ませるようにするのがいいと思います。
耕している途中、小石や根っこが出てきたら、取り除いておきます。
土は、水を含んで少ししっとりするくらいがよいです。(のらぼう菜の栽培に適した状態。)砂みたいにサラサラだと水が足りませんし、水の入れすぎでベチャベチャし過ぎるのも良くありません。
土の中に残った根の探し方
古い畝に残った根は、土に手を入れ、円を描くように混ぜると、自然と指に絡みついてきます。さすがに、土の中の根を全部とることはできませんが、この方法だとだいぶ効率的に根を処理できます。
のらぼう菜栽培の肥料(有機質の肥料を施肥する)
ある程度、土の状態が整ったら、のらぼう菜(なばな)の区画に肥料を入れます。栽培区画は、約60cm×50cmの大きさです。
のらぼう菜の土づくりに使う肥料は、完熟発酵の牛糞堆肥と鶏糞と油かすです。堆肥の量は、1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、鶏糞は50cc、油かすも50ccです。用意した堆肥と肥料は、バケツの中で混ぜておきます。
牛糞堆肥は、畑の土をふかふかにする効果があります。鶏糞と油かすは、のらぼう菜の元肥(苗の植え付け前に施す肥料)として入れます。
堆肥と肥料は、のらぼう菜の区画にまいて、土に混ぜ込みます。(土と肥料を混ぜる時は、クワかシャベルを使う。)
のらぼう菜の畝の作り方(菜花の畝立て)
肥料を入れた後は、のらぼう菜(ナバナ)の畝を作ります。畝作りには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、周囲をマルチ留めで固定します。マルチシートは、キャベツと茎ブロッコリーのところの余りがあるので、それを伸ばしてかぶせます。これで、のらぼう菜(なばな)の土作り&畝作りは完了です。
動画版はこちら
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません