じゃがいもの有機栽培:植え付け(春に育てるじゃがいもは、2月に植えて、梅雨前に収穫しよう)

マルチング栽培でのじゃがいもの育て方。前回は、じゃがいもの栽培区画に肥料を施して、畝立て(土作り)をしました。それから約25日が経過。今回は、じゃがいも(馬鈴薯・ジャガイモ)の植え付けを行います。(じゃがいもは、ホームセンターや園芸店で種芋を買ってきて、それを植え付けます。)

じゃがいもの定植(馬鈴薯の種芋の植え方)

じゃがいもは、春と秋、年に2回の植え付け時期がありますが、栽培しやすいのは春のじゃがいもです。2月頃に植え付けて、梅雨が来る前に収穫できればベストです。(じゃがいもは湿気が多いと腐りやすいので、早めに植え付けて、早めの収穫を心がけます。)

じゃがいも(馬鈴薯)の栽培区画

今年はメークインや男爵のじゃがいもを育てます。メークインは、雨が続いても腐りにくく、収穫量も多いじゃがいもです。家庭菜園での栽培に向いています。

じゃがいもの種芋(家庭菜園向きのメークイン)

じゃがいも(馬鈴薯)の植え方:種芋の植え付け

じゃがいものマルチ栽培では、マルチに穴をあけて、そこに種芋を植え付けるのが一般的ですが、今年は穴をあけずに植え付けます。(区画のマルチをめくって穴を掘り、そこにじゃがいもの種芋を植える。

じゃがいもの区画のマルチをめくる
じゃがいもの植え穴を掘る(掘った穴に種芋を植える)

じゃがいもの植え付けの深さは約10cmなので、マルチをめくった後、10cmの深さの穴を掘ります。

じゃがいもを植え付ける深さは約10cm

マルチに穴あけずに植えるメリットは、じゃがいもの種芋が腐りにくいことです。(マルチのおかげで、雨が直接当たらないので、じゃがいもが腐りにくい。)

デメリットは、じゃがいもの発芽のタイミングが分かりにくいこと。マルチの下に植えた種芋は、発芽が近づいてくると、マルチが下から押し上げられてくるので、そのタイミングでマルチに穴をあけます。(発芽に気付かず、そのまま放置していると、じゃがいもの芽が腐る。)

じゃがいもの植え付け準備完了

じゃがいもの種芋の植え方は簡単です。掘った穴に種芋を入れて、土をかぶせるだけ。じゃがいもの実は、植え付けた種芋よりも上にできるので、種芋の上に10cmくらい土がかぶるように植え付けます。(じゃがいもの種芋を穴に入れてみて、浅いようなら、移植ゴテで穴の深さを調節しましょう。)

じゃがいもの種芋の植え方
じゃがいもの種芋に土をかぶせる

種芋を植え付けた後は、黒のマルチシートを元通りに戻します。(じゃがいもの種芋には水分が含まれているので、植え付け後の水やりはしません。)

じゃがいもを植え付けたらマルチを戻す

マルチをかぶせると、じゃがいもの植え付け場所が分からなくなって困る。という場合は、マルチの上に目印をつけておくとよいでしょう。これでじゃがいもの植え付けは完了です。

じゃがいもの植え付け作業完了(馬鈴薯の春の定植完了)

じゃがいもが発芽すると、芽が地上に出ようとして、マルチが押し上げられます。マルチが盛り上がってきたら、じゃがいもが発芽した合図なので、マルチに穴をあけて、芽を外に出してあげましょう。(じゃがいもの芽が地上に出られないと腐ります。)

じゃがいもの発芽適温と生育適温は、15〜20℃くらいです。順調に行けば、2~3週間くらいでジャガイモの芽が出るはずです。

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