じゃがいもの栽培:種芋の植え方(春じゃがいもの植え付け)- 春の馬鈴薯の植え時期は2月
畑作栽培でのじゃがいもの育て方。前回は、馬鈴薯(ジャガイモ)の区画に肥料を入れ、土作りをしました。それから約10日が経過。今回は、じゃがいもの種芋を植え付けます。(じゃがいも栽培は、種や苗よりも、市販の種芋を入手して、それを土に植え付ける栽培法が主流です。)
春に植え付ける「春栽培のじゃがいも」は、2月から3月にかけてが植え時です。春植えのじゃがいもは、秋に栽培するものよりも育てやすいので、じゃがいも栽培初心者の方におすすめです。(植え付け時期が春のじゃがいもは、6~7月頃が収穫時期になります。)
今季栽培するじゃがいも(馬鈴薯)の種芋は2種類。男爵とメークインです。男爵はホクホクした食感が特徴のじゃがいもで、家庭菜園でも育てやすい品種です。粉質(ほくほく感)が強いジャガイモなので、フライドポテトやポテトサラダなどに向いています。
メークインのじゃがいもは、水はけがあまり良くない土でも、比較的安定して育ちます。収穫量もそれなりに確保できるので、初心者の方でも育てやすいジャガイモだと思います。
じゃがいもの種芋の植え方(春栽培の馬鈴薯の植え付け)
じゃがいも(馬鈴薯)の種芋の植え方ですが、まず、植え付け位置に穴をあけます。じゃがいもの植え付けの深さは約10cmなので、10cmの深さの穴をあけます。植え付けの穴あけには、マルチカッターを使うと便利です。
じゃがいもの種芋の植え付け間隔(株間)は、30cmが最適です。今季はじゃがいもの栽培区画が60cm×60cmなので、株間がギリギリですが、スペースに余裕がある場合は、じゃがいも同士の株間を30cm離して下さい。
じゃがいもの種芋の植え方は簡単です。あけた穴に種芋を入れて、土をかぶせるだけ。じゃがいもの実は、植え付けた種芋よりも上にできるので、種芋の上に10cmくらい土がかぶるように植え付けます。(じゃがいもの種芋を穴に入れてみて、浅いようなら、移植ゴテで穴の深さを調節しましょう。)
植え付けの時のじゃがいもの向きですが、ネットで検索すると、「じゃがいもの芽を上にした方がいい」とか、「芽は下にして植え付けた方がいい」など、いろいろあるので正直わかりません。1個のじゃがいもを植え付ければ、数か所から芽が出るので、植え付けの向きはあまり気にしなくてもいいような気がします。
植え付ける際の種芋の大きさに関しても、じゃがいもの種芋は40~50gが良いので、大きい種芋は40~50gに切り分けて植え付ける、みたいなやり方もあります。でも、じゃがいもの種芋を切ると、切り口から傷むリスクがあります。家庭菜園の場合は、植え付け数も限られているので、わざわざ切らなくてもいいような気がします。
種芋の植え付け後は、土が湿る程度に水やりをします。水は、やり過ぎに注意しましょう。水を与えすぎると、じゃがいもの種芋が腐ってしまいます。
水やりまで終われば、じゃがいもの種芋の植え付けは完了です。じゃがいもの発芽適温と生育適温は、15〜20℃くらいです。順調に行けば、2~3週間くらいでジャガイモの芽が出るはずです。
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