玉ねぎの栽培:苗の植え方(極早生玉ねぎの植え付け)
有機栽培での玉ねぎの育て方。前回は、玉ねぎの区画で土作りをしました。(玉ねぎ栽培に使う肥料の施肥と、畝立て。)それから約3週間が経過。今回は、玉ねぎの苗の植え付けです。今季栽培する、極早生玉ねぎの苗の植え方を解説します。
玉ねぎ(極早生玉ねぎ)は越冬栽培で育てるので、植え付け時期が重要です。極早生玉ねぎの植え付けの適期は、10月中旬から10月末まで。11月に入ると、早生玉ねぎや、中生(なかて)タマネギの植え付け時期になってくるので、収穫時期が早い極早生は、10月中に植え付けるようにしましょう。(極早生玉ねぎの収穫時期は3月中旬から4月頃。)
玉ねぎの植え付けでは、苗の茎の太さも重要になります。植え付けに適した玉ねぎ苗の茎の太さは、5~7mmです。これより細い苗だと、冬越し中に枯れる恐れがありますし、太い苗だと「トウ立ち」する恐れがあります。(玉ねぎは、ある程度成長した状態で寒さにあたると、とう立ちのスイッチが入り、ネギ坊主ができてしまう。)
市販の玉ねぎの苗は、50本とか100本単位で売っているので、その中から植え付けに適した苗を選びましょう。
玉ねぎの苗の植え方(極早生玉ねぎの苗の植え付け)
玉ねぎの苗の植え方ですが、まず、苗の植え付け位置に穴をあけます。
区画内のマルチ穴全てに穴をあけたら、玉ねぎの植え付け準備は完了です。
玉ねぎの苗の植え方は簡単です。植える数は、1穴につき、玉ねぎの苗1本。植え付ける時は、「根元から葉の分岐点までの長さの半分くらい」まで土に埋めましょう。
玉ねぎの植え方は、基本的に浅植えです。浅植えですが、根が地表に出てしまうと良くないので、しっかり土の中に入れておきます。葉の分岐点も、埋めずに地表に出しておいてください。(葉が分岐しているところまで埋めると、深植えで生育不良になりやすい。)
植え付けた後は、玉ねぎの苗の根元を鎮圧しておきます。鎮圧(ちんあつ)とは、手で土を押さえて固めることです。植え付け後に鎮圧しておくと、玉ねぎの株元が締まって安定します。根元がぐらつかないので、玉ねぎの活着率も良くなります。(活着とは、植え付け後の苗がしっかり根付くこと。)
あとは、土が湿る程度に水やりすれば、玉ねぎ(極早生玉ねぎ)の植え付けは完了です。
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