のらぼう菜の育て方:苗の植え付け(なばなの定植方法)

マルチ栽培での菜花(のらぼう菜)の育て方。前回は、のらぼう菜の土作りをしました。それから約35日が経過。土づくりから1ヶ月ほど経つと、肥料が土と馴染むので、のらぼう菜の植え付けをしたいと思います。(のらぼう菜のようなアブラナ科野菜は、秋植えが育てやすいので、9~10月頃に植え付けるとよいです。)

のらぼう菜の苗の植え付け(なばなの定植)

のらぼう菜(ナバナ)の植え付け数は1株。苗から育てるのらぼう菜は、越冬栽培をして、来年3月頃まで栽培します。

のらぼう菜の苗

のらぼう菜の植え付け(なばなの苗の植え方)

のらぼう菜(菜花)の植え方ですが、まず植え付け場所に穴をあけます。穴あけ位置は、約50cm×60cmの栽培区画の真ん中です。

のらぼう菜(なばな)の植え付け位置

穴あけには、マルチカッターを使用します。マルチカッターとは、苗の植え付けや種まきにつかう穴あけ器です。

マルチシートに植え付け穴をあける

カッターをマルチシートに押し込み、苗の植え穴をあけます。穴の中の土は横によけておいてください。

穴の中の土は横によけておく

あけた穴の深さや大きさを確認します。(穴にポットのままの苗を入れてみて、確認するのもありです。)もし、穴が浅かったり、小さかったりする場合は、移植ゴテを使って調整します。

あけた穴の大きさと深さを確認する
穴の調整には移植ゴテを使う

植え付け穴の調整が済んだら、水を8分目まで入れます。のらぼう菜(ナバナ)の苗は、水が引いてから植え付けするので、それまで少し待ちます。

のらぼう菜の植え付け穴に水を入れる
苗の植え付けは水が引いてから

のらぼう菜の苗は、折れたり、傷がついたりしないよう、やさしく扱います。まず、茎を指の間に挟み、ポットごと引っくり返します。

ポットは丁寧に扱う
土がこぼれないよう、ポットを引っくり返す

ポットの中の土が崩れないよう、そっと取り出し、穴に植え付けます。

のらぼう菜の苗を畝に植え付ける

のらぼう菜の苗と、穴の間に隙間があるとうまく育たないので、よけておいた土を戻して、隙間を埋めます。(畝の土と、ポットの土が密着するように。)

よけておいた土を戻して、隙間を埋める

隙間が埋まったら、根元周辺の土を軽く押さえておきます。その際、のらぼう菜の苗が傷つかないよう注意します。

ポットの土を畝に密着させる

植え付けで余った土は、畝の下へ落としておきます。(マルチの上に土があると、雨で跳ね返った土が野菜に付き、それが元で病気になることがあるため。)

余った土は、畝の下へ落とす

苗を植え付けた後は、水やりをしっかりしておきます。(のらぼう菜の苗を畝に定着させるため。)

水やりをして、のらぼう菜の苗を定着させる

あとは、防虫ネットを元通りにかぶせておけば、のらぼう菜(なばな)の植え付けは完了です。

植え付けしたのらぼう菜に、虫よけネットをかぶせる

のらぼう菜のようなアブラナ科野菜は、害虫がつきやすいので、植え付けと同時にトンネル栽培にしておくと安心です。

動画版はこちら

のらぼう菜の育て方:苗の植え付け(なばなの定植方法)- YouTube