新藍キャベツと茎ブロッコリーの育て方:苗の植え方(冬キャベツとスティックセニョールの植え付け)

マルチング栽培でのキャベツと茎ブロッコリーの育て方。今回は、キャベツ(新藍キャベツ)と、茎ブロッコリー(スティックセニョール)の植え付けを行います。キャベツや茎ブロッコリーなどのアブラナ科野菜は、秋植えが育てやすいので、9月上旬から中旬頃が植え付け時期に適しています。

キャベツ(新藍キャベツ)と茎ブロッコリーの植え付け

キャベツと茎ブロッコリーの植え付け間隔(株間)は30cmです。キャベツは外葉が大きくなるので、栽培場所に余裕があるなら、40~50cmの株間でもよいと思います。

キャベツと茎ブロッコリーの株間は約30cm

キャベツと茎ブロッコリーの畝は、8月終盤に土作りをし、肥料を入れました。

新藍キャベツとスティックセニョールの苗の植え方

キャベツと茎ブロッコリーの植え方ですが、まず植え付け場所に穴をあけます。穴あけには、マルチカッターを使用します。マルチカッターとは、苗の植え付けや種まきにつかう穴あけ器です。

マルチシートに植え付け穴をあける

カッターをマルチシートに押し込み、苗の植え穴をあけます。穴の中の土は横によけておいてください。

穴の中の土はよけておく

あけた穴の深さや大きさを確認します。(穴にポットのままの苗を入れてみて、確認するのもありです。)もし、穴が浅かったり、小さかったりする場合は、移植ゴテを使って調整します。

穴の深さと大きさを確認する
深さや大きさの調整は、移植ゴテを使う

植え付け穴の調整が済んだら、水を8分目まで入れます。キャベツと茎ブロッコリーの苗は、水が引いてから植え付けするので、それまで少し待ちます。

水を8分目まで入れる
苗の植え付けは水が引いてから

キャベツと茎ブロッコリーの苗は、折れたり、傷がついたりしないよう、やさしく扱います。まず、茎を指の間に挟み、ポットごと引っくり返します。

茎を指の間に挟む
ポットを引っくり返す

ポットの中の土が崩れないよう、そっと取り出し、穴に植え付けます。

キャベツと茎ブロッコリーの苗を植え付ける

穴と苗の間に隙間があるとうまく育たないので、よけておいた土を戻して、隙間を埋めます。(畝の土と、ポットの土が密着するように。)隙間が埋まったら、根元周辺の土を軽く押さえておきます。その際、苗が傷つかないよう注意します。

穴の隙間に土を入れ、畝と密着させる

植え付けで余った土は、畝の下へ落としておきます。

余った土は畝の下へ落とす

苗を植え付けた後は、水やりをしっかりしておきます。(キャベツと茎ブロッコリーの株を畝に定着させるため。)

植え付け後は水やりをする

苗の植え付け後は防虫トンネルを設置(キャベツと茎ブロッコリーのトンネル栽培)

キャベツと茎ブロッコリーの植え付けをした後は、虫よけネットを張って、トンネル栽培にします。アブラナ科の野菜(キャベツや茎ブロッコリーなど)は害虫がつきやすいので、植え付けと同時にトンネル栽培にしておくと安心です。

トンネル栽培に使う支柱は、ダンポールという曲がる支柱を使います。トンネルに使う虫よけネットは、畝(約60×120cmの大きさ)を丸ごとカバーできるよう、大きめのものを用意します。支柱の上にかぶせて使うので、幅が約180cm、長さは約3m弱くらいが必要です。

トンネル栽培に使う支柱
防虫トンネルに使う虫よけネット

トンネル用のダンポール支柱は、畝の内側に向かうよう斜めに刺し込みます。立てる数は3本。等間隔になるよう設置します。

支柱の刺し方
支柱3本を等間隔で立てる

支柱が立ったら、その上に防虫ネットをかぶせ、トンネル状にします。トンネルの両端は結び目を作り、その結び目にUピンを引っかけ、ピンを地面に刺して固定します。ピンをネットに刺してしまうと、穴が空くので注意して下さい。

支柱にネットをかぶせて、トンネルにする
トンネルの両端にはUピンを刺す

支柱側のネットの固定は、トンネル栽培用の留め具(トンネルパッカー)を使います。この留め具を、ネットの上から支柱にはめ込み、固定します。トンネルパッカーは、「ツメ」が付いてる方を下にして使います。(ツメを地面に少しくい込ませる。)

トンネル栽培用の留め具(トンネルパッカー)
ツメのある方を下にして使う
トンネルパッカーを支柱に取り付ける

防虫ネットが余っている部分は、軽く縛ってまとめておきます。

余ったネットはまとめておく

あとは、上の部分がズレないよう、洗濯バサミでとめておきます。これで、キャベツと茎ブロッコリーの植え付けと、トンネル栽培用のネット設置は完了です。

苗の植え付けと、トンネル栽培のセッティング完了

キャベツ栽培の追加情報(キャベツの育て方についての関連情報)

キャベツに追肥する肥料は何がいいですか?

キャベツに追肥する際の肥料は、鶏糞がおすすめです。鶏糞は、窒素やリン、カリウムなど、キャベツ栽培に必要な栄養素をしっかり含んでいます。追肥量の目安は、キャベツ1株あたり鶏糞40gが適量です。

動画版はこちら

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