そら豆の栽培:開花後の摘心(唐比の春ソラマメの脇芽を摘心)
畑作栽培での、そら豆の育て方。前回は、そら豆(唐比の春ソラマメ)の追肥について解説しました。それから約2ヶ月が経過。そら豆の脇芽(側枝)に花が咲いてきたので、脇芽の摘心をします。
そら豆(唐比の春ソラマメ)の摘心は、1月上旬に1回行いましたが、それはそら豆の中心の茎(主茎)の摘心でした。それとは別で、今回は脇芽の摘心(芯止め)です。
脇芽(側枝)を摘心するのは、そら豆の実を充実させるためです。脇芽にはたくさん花が咲き、そら豆の実が付きますが、摘心しないで放任栽培すると、養分が分散して実があまり大きくならないことがあります。(摘心することで実の数をある程度制限し、一つあたりの実を大きく育てる。)
脇芽の摘心には、アブラムシをつきにくくするという目的もあります。アブラムシは、そら豆の脇芽の先端(生長点)につきやすいです。なので、そこを先に摘心しておくことで、アブラムシを防ぐ効果が期待できます。
そら豆の脇芽の摘心:摘心(芯止め)して、ソラマメのさやに養分を集中させる
そら豆(ソラマメ)の脇芽の摘心方法ですが、まず、脇芽についた花を数えます。脇芽(側枝)1本あたりに付いている花は、下から数えて6段目(6節目)まであれば十分なので、7段目以降は摘心します。
6段目までに咲いたソラマメの花に養分を集中させ、充実した実を収穫したいので、7段目より上は摘み取って芯止めしましょう。摘心の仕方は、脇芽の先端を手でちぎってもいいですし、ハサミでカットしてもいいです。
そら豆の整枝(脇芽の数を制限する)
そら豆の脇芽(側枝)を摘心したついでに、整枝も行っておきます。脇芽の数は、そら豆1株あたり5~6本くらいが適正です。7本以上あると、栄養が分散しますし、風通しが悪くなって、そら豆にアブラムシが付きやすくなります。そら豆の脇芽は、太くて元気そうな5~6本を残し、7本目以降は根元でカットして取り除きます。
そら豆の脇芽(側枝)は、一度取り除いても、また新しいのが次々と生えてきます。放任していると、いつの間にか大きくなっていることがあるので、定期的にチェックして、不要な脇芽はカットするようにしましょう。
そら豆の水やり(開花後のソラマメは乾燥に注意)
そら豆は、開花時期になって実が付くようになると、水が必要になります。(そら豆は、乾燥して水不足になると、実が太らない。)
収穫時期に充実したそら豆の実を収穫できるかどうかは、天候や気温、水分の量によっても左右されます。晴天が続き、土が乾くようであれば、そら豆に水やりするようにしてください。
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