小玉スイカの空中栽培:摘心で脇芽の発生を促す
オーガニック栽培での小玉スイカの育て方。前回は、小玉スイカ(ピノガールすいか)の雨よけと、支柱の設置をしました。今回は、小玉スイカの摘心です。摘心とは、中心の太い茎の先を摘むことです。
なぜ、小玉スイカを摘心するのか?それは、脇芽の発生を促すためです。小玉スイカというのは、中心の一番太い茎(主茎、親づるともいう)よりも、脇芽(子づる)に実がつきやすいんです。小玉スイカの親づるを摘心すると、上に伸びることができなくなり、その代わりに、脇芽が発達します。(親づるへ行く分の養分が、脇芽に配分されて、脇芽が盛んに伸びる。)
小玉スイカの摘心方法(ピノガールすいかの摘心のやり方)
小玉スイカ(ピノガール)の摘心時期は、本葉が6~7枚程度出た頃です。小玉スイカの本葉は、葉に切り込みが入っています。根元に近い、ツルっとした丸い葉は子葉(双葉)なので、カウントしません。
摘心方法は簡単です。小玉スイカの親づる(主茎)の先端をハサミでカットするだけ。これで中心の茎が伸びなくなり、脇芽(子づる)が出てくるようになります。(生育旺盛な小玉スイカだと、摘心する前に、既に子づるが出ていることがあります。)
摘心後の小玉スイカの栽培方法ですが、整枝しながら育てていきます。具体的には、太くて勢いのある脇芽(子づる)4本を残し、それ以外は摘んでしまいます。(余分な脇芽を摘んでおくと、残した脇芽に栄養を集中させることができる。)
子づるを伸ばしていくと、その子づるからさらに脇芽(孫づる)が伸びてきますが、つるを増やし過ぎると収拾がつかなくなるので、孫づるは摘むようにします。
摘心から約1週間後。小玉スイカの子づるがだいぶ伸びてきました。ツルは、空中栽培で上に伸ばしていくので、ネットに誘引します。
以上で、小玉スイカの摘心は完了です。
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