小玉スイカの育て方:摘心して、着果しやすくする(小玉スイカの地植え栽培)
自家栽培での小玉スイカの育て方。前回は、空中栽培の準備ということで、支柱の立て方を解説しました。今回は、小玉スイカの摘心です。どこを摘心するかというと、小玉スイカの親づるの先端です。
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小玉スイカの摘心の仕方
小玉スイカは、空中栽培用の支柱設置から約10日が経過。中心の親づるが伸び、本葉が6枚まで出たので、摘心をします。小玉スイカの摘心のタイミングは「本葉が6枚」、これがポイントです。
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摘心とは、中心の茎(小玉スイカの場合は親づる)の先をハサミでカットし、それ以上伸びないようにすることです。
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
小玉スイカを摘心すると、親づるの先端にある「生長点」という部分が無くなり、それ以上伸びることができません。では、どうするかというと、小玉スイカは「脇芽」をいくつも発生させ、上へ伸びようとします。脇芽は、小玉スイカの場合、「子づる」とか「孫づる」と言われるものです。
小玉スイカの空中栽培の準備、支柱の設置は5月上旬でした。
小玉スイカを摘心するのはなぜ?
これから伸びようとしている小玉スイカのツルを、なぜ摘心するのか?それは、小玉スイカの着果(実付き)をよくするためです。
小玉スイカは、放任栽培で親づるを伸ばしすぎると、あまり着果しません。着果しやすいのは、親づるから出る「子づる」や、子づるから出る「孫づる」です。
なので、小玉スイカの親づるは、早めに摘心をしてしまって、子づる&孫づるの発生を促します。(孫づるに関しては、増やし過ぎると管理が難しくなるので、今年の栽培では摘むことにします。)
今回の小玉スイカの栽培では、子づるを3本残して伸ばし、1つの子づるに2玉着果させることを目標にします。うまくいけば、最大6玉の小玉スイカが着果して、収穫できるはずです。
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摘心後の小玉スイカは、つるを整枝して、ネットへ誘引
小玉スイカの摘心から約10日~2週間が経過。小玉スイカの親づるから子づるが4本出てきました。以降は整枝して、子づるを3本だけ残して栽培します。出てきた小玉スイカのツルは、ネットへ誘引します。
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