いちごの栽培(露地いちごのマルチ栽培を再開します)- 宝交早生いちごの露地栽培
露地栽培でのいちごの育て方。前回は、地植えのイチゴに鶏糞を追肥をしました。その追肥から約25日が経過。今回は、冬越しのためにはがしていたマルチをかぶせなおします。
いちごを露地栽培していると、1月の追肥の時期は気温が低く、春はまだ遠いな~という印象ですが、2月になると立春もあるので、春の気配を感じますね。いちごのマルチ栽培を再開すると、地温が保たれて、生育が促進されるので、いちごもきっと春の気配を感じてくれるはずです。
地植えイチゴの区画をマルチで覆う(露地いちごのマルチングを再開する)
いちごのマルチ栽培の再開ですが、やり方は簡単です。冬越しさせる時に丸めておいたマルチを戻し、いちごの区画全体にかぶせます。この時、いちごの株の周囲に雑草が生えていたら、マルチを戻す前に抜いておきましょう。
いちごの葉をマルチ穴から引き出す時は慎重に。無理に引き出すと、イチゴの葉がちぎれることがあるので、注意しましょう。
露地栽培のいちごは、そろそろ冬越しを終了して、春の収穫に向けて育つ時期です。黒マルチには、土の地温を保つ効果があります。マルチ被覆をすると、土を保温できるので、いちごも育ちやすくなるわけです。
戻したマルチに土や泥がついていたら、はらって落としておきます。(マルチの上の土が雨水などではねて、イチゴの茎や葉に付くと、病気になることがあるため。)マルチには、土の保温だけでなく、泥はねを防止する効果もあるので、表面はなるべくキレイに保ちましょう。
マルチをかぶせ終わったら、いちごの様子をチェックします。いちごは今まで冬越し中でしたが、越冬中のイチゴにも蕾と花が付くことがあります。
もし、冬越し中のいちごに蕾がついたり、花が咲いたりしていたら、摘むようにします。いちごの収穫時期は4月下旬頃で、咲いた花を残すのは3月になってからです。2月末までについた蕾と花はまだ早いので、摘みましょう。(2月末までの冬越し中は、いちごの株自体の成長に栄養を回します。)
あと、枯れたり、傷んだ葉があったら、それも摘んでおきましょう。枯れ葉や傷んだ葉を残していると、そこからイチゴが病気になる可能性があります。これで、今回の作業(いちごのマルチ栽培の再開)は完了です。
露地栽培のイチゴの追加情報(いちごの育て方についての関連情報)
露地栽培のイチゴの受粉の仕方を教えてください。
露地栽培のイチゴは、3月から受粉作業(人工受粉)を行っていきます。受粉の仕方は簡単です。毛先の柔らかいブラシで、花の中心をやさしくなでるだけ。めしべにまんべんなく花粉がつけば、形の良いイチゴができます。
苺の人工受粉は、できるならやった方がいいですが、露地栽培のいちごの場合は、そんなに神経質にならなくてもいいような気がします。露地栽培だと、風や虫などを介して、いちごが自然に受粉するケースも多いです。
露地栽培のイチゴの冬越しについて(地植えイチゴの冬の越し方は?)
露地栽培のいちごで、ビニールマルチを張っている場合は、「冬の間はマルチをはがす」という作業をすることがあります。(いちごは、冬の寒さにあたると、休眠状態になり、春からまた成長する。)いちごは寒さに強く、うっすら霜が降りるくらいの気温でも耐えることができるので、冬の間の保温作業などは必要ありません。
露地栽培のいちごだと、冬は休眠しているので、あまりやることはありません。基本的には放任(放ったらかし)で大丈夫ですが、枯れ葉や蕾、花があれば摘んでおきましょう。(冬に咲いた花は、実になりにくいので摘んだ方がよい。)
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