オクラの栽培:肥料の施肥と土作り(家庭菜園でのオクラ栽培)
自家栽培でのオクラの育て方。今回は、種まき前の土作りです。栽培方法は、オクラの種を畑に直まきする「地植え栽培」にします。無農薬の有機栽培で育てますので、肥料も有機肥料を使います。
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オクラの原産はアフリカで、暑さに強い野菜です。オクラは夏向けの作物なので、種まき時期は5月~6月頃が適期になります。種まきから収穫までは約2ヶ月で、5月~6月にオクラの種まきをすると、収穫時期は7月~8月頃になります。(中間地の場合)
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オクラの種まき可能時期には幅があって、平均気温が高めの「暖地」だと、4月頃から種まきできます。(4月蒔きのオクラだと、収穫時期は6月頃から。)暖地栽培のオクラは、種まきが少し遅めの7月蒔きも可能です。気温が高めの地域だと、10月上旬あたりまで収穫できるようです。
中間地や暖地というのは、オクラの種袋を見ると、「だいたいこの辺」というのが書いてあるので、参考にされるとよいです。ちなみに、私は3年前にオクラを栽培したことがあって、そこは中間地で、6月初旬にオクラの種まきをして、収穫時期は8月初旬頃から。栽培終了は9月上旬頃でした。
オクラだけでなく、野菜栽培全般でポイントになるのは、近くの畑に植えてある作物を見ること。種まきや植え付けの適期や、お世話のタイミングを知ることができます。
オクラ栽培に必要な堆肥と肥料(牛糞や油粕などの有機肥料で土作り)
オクラの栽培に使う堆肥&肥料は、堆肥が完熟発酵の牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)、肥料は油粕が100ccです。肥料の油粕は、計量カップなどであらかじめ量っておきます。
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うちの畑に植えるオクラは、有機栽培で育てます。なので、堆肥と肥料も、有機堆肥、有機肥料を使います。用意した牛糞堆肥と油粕は、バケツに入れて混ぜた後、区画にまき、土と混ぜます。
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牛糞堆肥は、粘土質の土に混ぜこむと、土壌改良の効果が期待できます。(土をふかふかにしてくれる。)牛の糞を元にした堆肥ですが、完熟発酵させているので、嫌な臭いはほぼ無いです。
オクラの種まき前に入れる肥料(元肥)として働くのが、油粕です。油粕は、大豆や菜種を搾った後のかすで、肥料の成分としては、窒素を多く含みます。(窒素は、野菜の茎や葉の成長に必要。)
オクラの畝の立て方(おくらの畝作り)
堆肥と肥料を入れた後は、オクラの畝を作ります。畝作りには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
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畝の上の面は、平らにならしておきます。畝の表面が凸凹していると、凹んだところに水がたまって、それが元で病気になることがあります。(たまった水に茎や葉が触れていると、傷みやすい。)
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凹凸があると、オクラの種まきがしにくいということもあるので、なるべく平らにしておきます。
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あとは、表面に黒のマルチシートをかぶせ、コーナーの部分をマルチ留めで固定します。畝の周囲は、マルチシートがめくれてしまわないよう、土を寄せておきます。

これで、オクラの肥料施肥と土作りは完了です。
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