かぶの栽培(秋まきのカブが収穫時期です)- 種まき時期が9月のスワンかぶを収穫
地植え栽培での、カブの育て方。前回は、カブ(スワンかぶ)の間引きについて解説しました。それから約3週間が経過。マルチ栽培で種から育ててきたカブも、そろそろ収穫時期に達したものが出てきたので、採りたいと思います。
収穫前に、カブ(スワンかぶ)の栽培方法についておさらいします。(9月上旬に行った「カブの土作り」から、9月終盤に行った「スワンかぶの間引き」まで。)
カブの栽培方法:おさらい(スワンかぶの育て方)
かぶの土作りと種まき時期(秋まきのカブは、9月が種まき適期です)
カブ(スワンかぶ)は、9月上旬頃に種まき前の土作りを行いました。かぶ栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と油粕です。(油かすは、有機栽培のカブにおすすめの肥料。)
カブは、冷涼な気候を好む野菜なので、暑さが落ち着いた9月頃が土作り&種まき時期の適期です。かぶの発芽適温は20~25℃、生育適温は15~20℃です。種まきから発芽までの日数は、3~5日になります。
カブの種まき時期は、土作りをした翌日でした。かぶは種から育てるので、土づくりと種まきの間隔は短くても大丈夫です。今季育てるカブ(スワンかぶ)は、甘みがあるカブで、漬物やサラダにも適しています。
カブの種まき方法は、「点まき」です。マルチの穴1つにつき3粒まきます。かぶは好光性種子で、発芽に光が必要なので、浅めに種まきします。(カブに適した種まきの深さは約5mm。)
かぶの間引き(カブは成長旺盛な株を残して、大きく育てる)
カブの間引きは、9月下旬に2回に分けて行いました。1回目の間引き時期は、カブの本葉が2~3枚になった頃。3株発芽したカブ(スワンかぶ)を1株間引いて、2株にします。
2回目の間引き時期は、カブの本葉が4~5枚になった頃。2株あるカブのうち、どちらかを間引いて1株だけ残します。残すのは、生育旺盛なカブです。(茎や葉を観察して、元気なカブの方を残す。)
間引きの目安については、一応、カブの本葉の数を基準にしていますが、これはあくまでも目安です。株の成長具合は個体差があるので、葉の数が少なくても、株間が混み合ってきたら間引きをするようにしましょう。(株間が混み合って風通しが悪くなると、病気にかかりやすくなる。)
カブのように種から育てる野菜は、間引きしながら大きくしていくのが定石です。もったいないからといって、間引きせずに栽培していると、結局全部が中途半端な大きさになってしまいます。収穫時期に立派なカブを取りたいなら、間引き時期を逃さないようにしましょう。
カブの収穫(9月に種まきしたカブが収穫時期です)
10月下旬、種から育ててきたカブ(スワンかぶ)が収穫時期になりました。収穫の目安は、カブの直径が8~10cmぐらいになった頃です。小カブで収穫するなら、直径4~5cmくらいでもよいと思います。中カブ、大カブで収穫するなら、最大で直径12cmくらいまで。適期で収穫すれば美味しく食べられます。
スワンかぶは大カブ品種ではないので、直径8~10cmぐらいの中カブでの収穫がベストかなと思います。カブは、収穫時期を逃して、土の中に長く置いておくと、「す」が入る(中身がスカスカになる)ことがあります。「す」が入ったカブは、食べてもあまり美味しくないので、なるべく遅れずに収穫するようにします。収穫のタイミングが遅くなると、実が割れることもあるので注意しましょう。
かぶの収穫方法は、「株ごと」です。根元をしっかり持ち、そのまま引き抜きます。抜けない場合は、根元を少し掘り起こしてから引き抜きましょう。
今年のカブ(スワンかぶ)は、土作り&種まき時期から始まり、2回の間引きを経て、収穫時期をむかえることができました。残りのカブは、様子を見ながら、大きくなったものから収穫していきたいと思います。
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