里芋の栽培:収穫(5月に植え付けをしたサトイモが収穫時期です)- 家庭菜園での里芋栽培
マルチ栽培での里芋(サトイモ)の育て方。前回は、さといもの追肥と土寄せでした。それから約4ヶ月半が経過。5月中旬頃が植え付け時期だった里芋は、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。
収穫前に、里芋(さといも)の栽培方法についておさらいします。(5月初旬に行った「里芋の土作り」から、6月上旬に行った「里芋の追肥と土寄せ」まで。)
さといもの栽培方法:おさらい(初心者でもできる!家庭菜園での里芋栽培)
里芋の土作りと、種芋の植え方(サトイモの植え付けは、芽出しした種芋を使うのがポイント)
里芋(サトイモ)は、5月初旬頃に植え付け準備(土作り)を行いました。里芋の元肥は、牛糞堆肥と鶏糞と油粕です。(鶏糞と油かすは、有機栽培の里芋におすすめの肥料。牛糞堆肥は土壌改良に効果あり。サトイモの植え付け前の土をやわらかくしてくれます。)
里芋の土作りは、植え付け時期の2~4週間前にしておくと良いです。土作りをした後、しばらく土を寝かしておくと、植えつけまでの間に肥料が土に馴染み、種芋の定植時にちょうどいい状態になります。(有機肥料は土に馴染むまで、最低でも約2週間かかる。)
里芋(さといも)の種芋の植え付けは、5月中旬頃でした。里芋の植え方は簡単です。植え付け場所に穴を掘って、そこに里芋の種芋を埋めるだけ。植える深さは10cmくらい。里芋の種芋の上に、土が5~6cmかぶればちょうどいいと思います。
里芋の植えつけ間隔(株間)は、40~50cmです。里芋を2株以上植え付ける場合は、植えつけ間隔を長めにとりましょう。
里芋の追肥と土寄せ(植え付け後の里芋の栽培管理)
植え付け後の里芋は、順調に成長。6月上旬頃には、追肥と土寄せをしました。里芋の追肥の時期は、本葉が3~4枚出た頃です。追肥の仕方は、里芋の株元から少し離れた位置に穴を掘り、そこに肥料を入れます。
里芋(さといも)の追肥に使う肥料は鶏糞です。鶏糞は、栄養のバランスがとれた肥料で、里芋の追肥に使うのにおすすめです。追肥の注意点は、肥料の適切な量を守ること。里芋の追肥の場合は、20cc×2ヶ所=40ccです。追肥量が多いと、害虫の被害を受けやすくなったり、生育不良を起こしたりします。
追肥の時に、里芋の土寄せも行っておきます。土寄せとは、里芋の株元に土を盛ることです。土寄せすることで、里芋の生育が促進され、地下のイモ(親芋や子芋、孫芋)も肥大していきます。
里芋の親芋や子芋、孫芋は、種芋より上にできるので、種芋を浅く植えてしまうと、子芋や孫芋が地表に出てくることがあります。里芋は太陽光が当たると、イモが緑化して食味が落ちてしまいます。それを防ぐため、土寄せ作業が必要になります。
マルチ栽培の里芋の場合は、マルチをめくって土寄せすることが難しい場合もあるので、無理にしなくてもいいです。
里芋の追肥と土寄せは、以降も月に1回の頻度で、あと2回行います。(サトイモは「肥料食い」の野菜なので、定期的な追肥が必要です。)
あと、水やりも忘れずに。里芋は乾燥するのが苦手な野菜です。乾燥すると、里芋の株がやせて収穫量が減ってしまいます。日照りが続いて土が乾燥しそうな時は、里芋の株にたっぷり水やりしましょう。
里芋の収穫(種芋から栽培したサトイモが収穫時期です)
5月が植え時期だった里芋を、収穫する時がきました。里芋の収穫時期の目安は、茎や葉が黄色くなり、枯れ始めてきた頃です。
植え付け時期からだと、約5ヶ月。苗を定植してから約150~180日で収穫時期になります。確実なのは、試し掘りをしてみること。里芋の根元を少し掘ってみて、十分な大きさになっていたら収穫時期です。
里芋の収穫方法は、まず、収穫しやすいように茎と葉を切ってしまいます。それからシャベルなどで掘り起こして収穫します。芋を掘る時は、地中の里芋を傷つけないように気をつけましょう。
里芋栽培は、土作りと、種芋の植え付けから始まり、追肥、土寄せを経て、収穫時期をむかえることができました。里芋は、もう1株分残っているので、様子を見ながら、「掘りどき」になったら収穫したいと思います。
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