いちごの育て方:収穫(地植えで栽培したいちごが収穫時期です)
オーガニック栽培でのいちごの育て方。苗から育てたいちごが収穫時期になりました。栽培した品種は、秋に植える一季成りのいちご苗「宝交早生」です。
宝交早生のいちごは、病気に強い家庭菜園向きの品種で、栽培管理もわりと簡単です。いちご栽培初心者の方でも育てやすい品種だと思います。私は、畑に地植えした露地栽培で育てていますが、無農薬の有機栽培でも病気にかからず、元気に育ってくれました。
いちごの栽培方法まとめ(苗から育てる宝交早生いちご)
いちごの栽培を開始したのは、去年の9月終盤です。地植えの露地栽培で育てる「一季なり」のいちごは、秋植えにするのが一般的なので、この時期に土作りをします。無農薬の有機栽培の場合、肥料は、牛糞堆肥と鶏糞を使用します。
いちごの苗の植え付け時期は、10月中旬頃でした。牛糞堆肥や鶏糞など、有機肥料は土に馴染むまで3週間から1ヶ月くらいかかるので、苗を植える時期は、だいたい10月くらいになります。苗の植え方のポイントは「ランナー」です。ランナーを畝の内側に向けて植えると、栽培管理がしやすくなります。
いちごの実は、ランナーの反対側に多く付くので、ランナーを内側に向けて植えると、通路側に実がついて収穫しやすいです。いちごは、収穫時期が4月中旬以降くらいになるので、収穫までの栽培期間は約7ヶ月。野菜の中では結構長い栽培期間になります。
いちごの冬越し(越冬)準備をしたのが11月下旬。畝にかぶせているマルチング用の黒マルチを外して、イチゴを冬の寒さにさらしました。
12月終盤には、いちごの摘蕾を少ししました。(早い時期の蕾や花は、春からの成長の妨げになるため。)
いちごの追肥時期は、年が明けた1月中旬。追肥に使う肥料は、有機質肥料の鶏糞です。追肥の量は、いちご1株あたり10cc。1区画に4株植えているので、量としては全部で40cc追肥したことになります。
1月下旬からは、畝のマルチングを再開。畝を保温して、地温を上げ、イチゴの成長を促進させます。
2月下旬頃には、いちごの蕾が増えてきましたが、花は3月から咲かせたいので、摘蕾しました。
3月中旬には、いよいよ実が付く準備。いちごの実が傷むのを防止するため、株の周りに不織布を設置しました。
いちごの花数が増えて、筆で受粉作業を行ったのが3月終盤。
実が大きくなり始めた4月中旬には、防虫ネットを使って、カラス対策を行いました。露地栽培のイチゴは、熟してくると虫や動物に狙われるので、対策が必要です。特にカラスは悪知恵が働くので、要注意。
いちごの収穫(有機栽培のいちごが収穫時期です)
昨年10月から栽培してきたいちごが収穫時期になりました。でも、今回の収穫は1粒だけでした。1粒だけですが、いちごの粒はわりと大きいです。初収穫としては、まずまずの出来なのではないでしょうか。
いちごの収穫時期はまだ始まったばかり。これから色づくいちごの実がほとんどなので、赤くなるのを待って、順次収穫していきたいと思います。次の収穫が待ち遠しい~。
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