じゃがいもの栽培(収穫時期になった春植えジャガイモ)- 種芋から栽培したジャガイモが収穫時期です
土耕栽培でのじゃがいもの育て方。前回は、馬鈴薯(ジャガイモ)の2回目の追肥と土寄せでした。それから約40日が経過。2月中旬に植え付けをしたジャガイモは、そろそろ収穫時期(掘る時期)になってきたので、採りたいと思います。(家庭菜園だと、自分の畑でジャガイモ掘りができます!)
収穫前に、じゃがいも(馬鈴薯)の栽培方法についておさらいします。(2月初旬に行った「ジャガイモの土作り」から、4月下旬に行った「じゃがいもの追肥と土寄せ(2回目)」まで。)
じゃがいもの栽培方法:おさらい(春植えジャガイモのマルチ栽培)
ジャガイモの土作りと、種芋の植え付け(夏どり馬鈴薯の植えどきは、2月中旬でした)
じゃがいも(馬鈴薯)は、2月初旬頃に植え付け前の土作りを行いました。ジャガイモ栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と鶏糞と油粕です。(鶏糞と油かすは、有機栽培の馬鈴薯におすすめの肥料。牛糞堆肥は土壌改良に効果あり。じゃがいもの植え付け前の土をやわらかくしてくれます。)
春植えのジャガイモの植え付けは、2月中旬から3月頃が適期で植えどきなので、その3~4週間前に土作りをしておくと良いです。じゃがいもの土作りをした後、しばらく土を寝かしておくと、植え付けまでの間に肥料が土に馴染み、種芋の定植時にちょうどいい状態になります。(寝かしている3~4週間の間に、肥料がこなれて、じゃがいも栽培に適した土になる。)
じゃがいもの種芋の植え付けは、2月中旬頃でした。種芋の植え方は簡単です。植え付け場所に穴を掘って、そこにジャガイモの種芋を埋めるだけ。植え付けの深さは10cmくらい。じゃがいもの種芋の上に、土が7~8cmかぶればちょうどいいと思います。
じゃがいもの芽かき・追肥・土寄せ(ジャガイモの栽培管理:1回目)
発芽したジャガイモ(馬鈴薯)は順調に成長。じゃがいもは、生育が順調だと、芽が4~5本出てきます。発芽した芽を全て残してしまうと、栄養が分散。収穫の時に、小さいジャガイモしかとれないということになるので、生育の良い芽だけを2~3本残す「芽かき」をします。
芽かき後はジャガイモに追肥をします。(じゃがいもは、芽かきをしたタイミングで、1回目の追肥を行います。)追肥の仕方は、じゃがいもの株元から少し離れた位置に穴を掘り、そこに肥料を入れます。
じゃがいも(馬鈴薯)の追肥に使う肥料は鶏糞です。鶏糞は、栄養のバランスがとれた肥料で、じゃがいもの追肥に使うのにおすすめです。
追肥の時に、じゃがいもの土寄せも行っておきます。土寄せとは、じゃがいもの株元に土を盛ることです。土寄せすると、じゃがいもの株の根張りが良くなり、「いも」の肥大が促進されます。マルチ栽培のジャガイモの場合は、無理にしなくてもいいです。
じゃがいもの追肥と土寄せ:馬鈴薯の花が咲いたら追肥2回目(ジャガイモの栽培管理:2回目)
じゃがいもの追肥の時期は、もう一回あります。2回目の追肥時期は、ジャガイモの花が咲く頃です。じゃがいもは、蕾や花が付く時期になると、地下の「イモ」が肥大し始めます。なので、それに合わせて追肥をします。
土寄せに関しては、できる範囲で行って下さい。マルチ栽培のじゃがいもの場合は、株自体が大きくなってきて、マルチをめくって土寄せするのも難しいかと思うので、土寄せしなくてもいいです。
じゃがいもの収穫(2月に種芋を植え付けたジャガイモが収穫時期です)
種芋から育ててきたジャガイモを、収穫する時がきました。じゃがいもの収穫時期は、開花から約50日くらい。種芋の植え付け時期からだと、130日くらい経過すると収穫時期になります。収穫どきを見極める目安は、じゃがいもの株です。全体が黄色くなって、枯れてきた頃が「ジャガイモの掘りどき」です。
じゃがいもの収穫方法は、株ごとです。収穫の仕方は、シャベルなどを使います。掘り方としては、じゃがいもの株元から少し離れたところにシャベルを刺し、土を掘り起こします。じゃがいも(馬鈴薯)の取り残しがないように、しっかり掘り起こしましょう。
今季のジャガイモ(春植え馬鈴薯)は、土作りと、種芋の植え付けから始まり、芽かき、追肥、土寄せなどを経て、収穫時期をむかえることができました。じゃがいもは、もう1株分残っているので、様子を見ながら、「掘りどき」になったら収穫したいと思います。
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