玉ねぎの栽培(極早生玉ねぎの収穫)- 昨年10月に植え付けた玉ねぎが収穫時期です

自家栽培での玉ねぎの育て方。前回は、玉ねぎ(極早生タマネギ)の2回目の追肥でした。それから約65日が経過。昨年10月中旬に植え付けた玉ねぎは、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。

玉ねぎの収穫(10月植え付けの極早生タマネギが収穫時期です)

収穫前に、玉ねぎ(極早生タマネギ)の栽培方法についておさらいします。(2023年9月下旬に行った「玉ねぎの土作り」から、2024年2月上旬に行った「タマネギの追肥(2回目):止め肥」まで。)

収穫時期になった玉ねぎ(土作りから収穫まで育ててきた極早生タマネギ)

玉ねぎの栽培方法:おさらい(極早生玉ねぎの育て方)

極早生玉ねぎの土作りと、苗の植え付け(春どりタマネギの植え時は、10月中旬でした)

玉ねぎ(極早生タマネギ)は、9月下旬頃に植え付け前の土作りを行いました。タマネギ栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と鶏糞と油粕です。(鶏糞と油かすは、有機栽培の玉ねぎにおすすめの肥料。)

玉ねぎの栽培に使う肥料(極早生タマネギの元肥)

極早生タマネギの植え付け時期は、10月中旬頃が植え時なので、その3~4週間前に土作りをしておくと良いです。施肥後に土を寝かしておくと、植え付けまでの間に肥料が土に馴染み、苗の定植時にちょうどいい状態になります。

玉ねぎの土作り(極早生タマネギの肥料を土に混ぜ込む)

玉ねぎの苗の植え付け時期は、10月中旬頃でした。越冬栽培する玉ねぎは、植え付け時の苗の太さが重要です。(タマネギの苗は、太さ5~7mmが最適。)太さ1cm以上の苗だと、トウ立ちしやすくなりますし、細い苗だと寒さで枯れてしまうことがあります。

玉ねぎ(極早生タマネギ)の苗の植え付けは10月中旬頃

とう立ちとは、玉ねぎに花芽(ネギ坊主)ができてしまうことです。タマネギは、ある程度の大きさになってから寒さに晒されると、トウ立ちしやすくなる性質があります。なので、冬の間は玉ねぎがあまり大きくならないよう、適切な太さの苗を植え付ける必要があるわけです。

玉ねぎがトウ立ちすると何がいけないのか?とうが立った玉ねぎは、それ以上成長しなくなるので、玉が大きくなりません。芯の部分が硬くなり、食味も落ちてしまいます。

玉ねぎの追肥(極早生タマネギの追肥時期は2回)

極早生タマネギの追肥は、栽培期間中に2回行います。1回目の追肥は、玉ねぎの苗の植え付けから約45日後(12月初旬)です。玉ねぎの根張りを良くしたり、生育を促進させるため、追肥を行います。

玉ねぎの肥料のやり方(玉ねぎの追肥1回目)

2回目の玉ねぎの追肥は、2月上旬でした。収穫時期に向けての追肥です。玉ねぎは春になると生育が活発になり、玉が大きくなるので、それに備えて栄養が必要になります。

玉ねぎの追肥の仕方(極早生タマネギの追肥2回目)

玉ねぎの追肥に使う肥料は鶏糞です。鶏糞は、栄養のバランスがとれた肥料で、玉ねぎの追肥に使うのにおすすめです。

玉ねぎの追肥には鶏糞を使用

追肥の注意点は、肥料を入れ過ぎないこと。肥料過多だと、玉ねぎに病害虫が付きやすくなったり、保存性が落ちる(玉ねぎが腐りやすくなる)ことがあるので、適量を守りましょう。

玉ねぎの収穫(マルチ栽培で育ててきた玉ねぎが収穫時期です)

4月上旬、苗から育ててきたタマネギ(極早生玉ねぎ)が収穫時期になりました。収穫の目安は、玉ねぎの玉と、葉を見ます。玉が肥大し、玉ねぎの葉が倒れてきたら収穫の適期です。

収穫時期に達した玉ねぎ(極早生タマネギ)

玉ねぎのベストな収穫時期は、葉が倒れてから1週間後です。(葉が倒れてから、玉ねぎが育ち切るまでの期間が約1週間。)玉ねぎは湿気に弱いので、雨で土が湿っている時は収穫しない方がいいです。晴れの日が続く時に収穫しましょう。

玉ねぎの収穫時期を判断するもう一つのポイントは、玉の大きさです。玉ねぎの直径が8~10cmまで成長していれば、十分な大きさだと思うので、収穫しましょう。玉ねぎは、気象条件や栽培環境などによって、葉が倒伏しないこともあります。そういう時は、玉ねぎの大きさで収穫時期を判断しましょう。

玉ねぎの収穫方法は、株ごとです。根元をしっかり持ち、そのまま引き抜きます。もし、玉ねぎが抜けない場合は、周囲の土を掘り起こしましょう。根元の土をほぐしてあげると、収穫しやすくなります。

玉ねぎの収穫の仕方(極早生タマネギの収穫方法)
玉ねぎ初収穫です

今季の玉ねぎ(極早生タマネギ)は、土作り&植え付け時期から始まり、2回の追肥を経て、収穫時期をむかえることができました。残りのタマネギは、様子を見ながら、採り時になったものから収穫していきたいと思います。

今回収穫した極早生玉ねぎ
残りの玉ねぎは後日収穫します

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