大根(あじまるみ大根)の栽培:8月から育てた大根が収穫時期になりました
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畑作栽培での大根(あじまるみ大根)の育て方。8月に土づくりと種まきをした「あじまるみ大根(短根系のミニダイコン)」が収穫時期となりました。
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大根栽培のまとめ(あじまるみ大根の土づくりから種まき、間引きまで)
あじまるみ大根(ミニだいこん)は、8月から栽培を開始。土づくりの時期が8月中旬で、種まき時期は8月終盤でした。
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

大根の栽培は、土づくりをしっかりすることがポイントです。ダイコンは、地中に向かって伸びる野菜ですので、深くまで耕しましょう。肥料も偏らないように、土とよく混ぜます。種の蒔き方は、「点まき」というやり方でまいています。
大根の間引き時期は、発芽直後から始まります。まずは、子葉(大根の双葉)が4株出たところを、1株間引いて3株にします。以降は、約1週間から10日おきに1株ずつ間引く、という作業を行います。(最終的には、最も生育の良い大根を1株だけ残す。)

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大根を大きく育てるなら、この間引き作業は避けて通れません。もったいないからといって、間引きせずに栽培していると、結局全部が中途半端な大きさになってしまいます。収穫時期に立派な大根を取りたいなら、間引き時期を逃さないようにしましょう。
あじまるみ大根の育て方(間引き時期以降、収穫時期の前まで)
3回目の間引きから約2週間が経過、10月初旬になりました。大根の肩の部分(胚軸=大根の茎のような部分)が、ほんの少し、土の上に出てきました。直径3cmくらいなので、収穫時期まではまだまだです。


大根の葉っぱには、部分的にアブラムシが発生していますが、手作業で駆除できる範囲なので問題はなさそうです。全体としては、順調に生育しています。
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そこからさらに2週間が経過。10月中旬頃の大根の様子です。(3回目の間引きからは約4週間が経過してます。)一番生育の良い大根は、胚軸の太さが6cmくらいになってきました。他の大根も順調に太くなってきています。


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大根自体の生育は順調ですが、無農薬栽培の大根なので、成長とともにアブラムシが増えています。無農薬栽培だと、ある程度しょうがないのかなぁと思いつつ、せっせと除去しています。アブラムシはウイルス性の病気を媒介したりするので、それが心配です。今のところ、うちの大根は大丈夫そうですが…。


種から育てた大根が収穫時期になりました(あじまるみ大根の収穫)
11月初旬、あじまるみ大根が収穫時期になりました。収穫の目安は、大根の直径が10~12cmになった頃です。少しくらいの期間なら、収穫せずに置いておくこともできますが、できれば収穫適期で抜いてしまう方がよいです。

収穫時期を逃して、土の中に長く置いた大根は、「す」が入る(中身がスカスカになる)ことがあります。「す」が入った大根は、食べてもあまり美味しくないので、なるべく遅れずに収穫するようにします。収穫のタイミングが遅くなると、実が割れることもあるので注意しましょう。
大根の収穫方法は、「株ごと」です。根元をしっかり持ち、そのまま引き抜きます。
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
収穫したあじまるみ大根の長さは、約20cmでした。普通の大根(多く流通している青首大根)と比べると、ちょっと短めですね。

葉付きの大根が収穫できるのは、家庭菜園ならでは。本来なら、大根の本体に加えて、葉っぱも食べられるのですが、今年はアブラムシが大発生してしまったので、大根の葉っぱは諦めます…。(アブラムシを水で洗い流そうと思って、バケツの中でじゃぶじゃぶ洗ってみましたが、全然落ちませんでした。)

今年の大根も、種まき時期から始まり、3回の間引き時期を経て、なんとか収穫時期をむかえることができました。今回1本収穫して、残りのあじまるみ大根は3本。一度に収穫しても食べ切れないので、様子を見ながら、残りの大根を収穫していきたいと思います。
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大根栽培の追加情報(ダイコンの育て方についての関連情報)
大根の間引き時期はいつですか?
大根の間引きは、種が発芽して子葉が開いた頃から始まります。秋に種をまく「秋大根」だと、8月末から9月上旬に種まきを行うので、その約1週間後、子葉が出揃った段階から間引きを始めます。
ダイコンは、一ヶ所に4~5粒の種をまき、間引きしながら大きく育てていきます。一般的には、間引き回数は3回ほど必要です。大根の株が少しづつ大きくなって、葉が混み合ってきたら、1株ずつ間引くようにしましょう。
大根の間引き方を教えてください。
大根は「根」の部分が太る野菜なので、根を傷つけずに間引くことが重要です。手で引き抜くと、残す株の根を傷めることがあるので、間引きにはハサミを使いましょう。ハサミで大根の根元をカットすれば、残す株の根が傷つきません。
間引いた大根の間引き菜は、どうしたらいいですか?
大根の間引きは生育初期に行うので、間引き菜は小さいですが、収穫した野菜として食べられます。お味噌汁の具とか、炒め物にすれば美味しいですよ。
大根を間引きしないとどうなりますか?
大根を間引きせずに育てると、株が混み合った状態になるので、風通しが悪くなり、病害虫のリスクが高まります。根の部分も、密集したまま育つことになるので、太くなることができません。太くて長い大根を収穫したいなら、間引きしながら育てることをおすすめします。
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