きゅうりの露地栽培:収穫(4月下旬に植え付けたキュウリが収穫時期になりました)- VR夏すずみキュウリを苗から育てる
地植え栽培でのきゅうりの育て方。前回は、きゅうり(VR夏すずみキュウリ)の追肥の仕方を解説しました。それから約15日が経過。4月下旬に植え付けをしたキュウリは、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。(春植えのキュウリは、最初の収穫時期が梅雨前くらいになることが多いです。)
収穫前に、きゅうり(胡瓜)の栽培方法についておさらいします。(3月中旬に行った「きゅうりの土作り」から、5月中旬に行った「キュウリの追肥」まで。)
きゅうりの栽培方法:おさらい(VR夏すずみの垂直栽培)
きゅうりの土作りと、支柱設置(初心者でもできるキュウリの育て方)
きゅうり(VR夏すずみキュウリ)は、3月中旬頃に植え付け前の土作りを行いました。きゅうり栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と鶏糞と油粕です。(鶏糞と油かすは、有機栽培のキュウリにおすすめの肥料。牛糞堆肥は土壌改良に効果あり。きゅうりを植え付ける前の土をやわらかくしてくれます。)
きゅうりの植え付けは、4月下旬から5月上旬頃が適期で植えどきなので、その3~4週間前に土作りをしておくと良いです。土作りをした後、しばらく土を寝かしておくと、植え付けまでの間に肥料が土に馴染み、きゅうりの定植時にちょうどいい状態になります。(寝かしている3~4週間の間に、肥料がこなれて、キュウリ栽培に適した土になる。)
きゅうりの支柱設置は、4月中旬頃に行いました。今シーズンは、きゅうりの苗の植え付けよりも先に支柱を立てておきました。きゅうりやナス、ピーマン、トマトなど、夏野菜の植え付けは4月下旬~5月上旬に集中するので、その前にやれることを済ませておくと、日程的にも余裕が出ていいかなと思います。
キュウリの場合は、ツルを上に伸ばしていく垂直栽培(立体栽培)で育てていくので、合掌式で支柱を立てます。合掌式は頑丈な支柱の立て方なので、きゅうりだけでなく、ゴーヤや小玉スイカの栽培でも使われます。
きゅうりの苗の植え付け(VR夏すずみキュウリの定植)
きゅうりの苗の植え付けは、4月下旬頃でした。きゅうりの植え方のコツは、苗をネット寄りに植えること。苗をネットに寄せておくと、きゅうりのつるがすぐネットに絡んでくれるので、植え付け後の成長が安定します。(きゅうりに限らず、野菜は植え付け後に強風などにあおられると、ストレスがかかる。)
植え付け後は、きゅうりの株にしっかり水やりをしておきます。(ポットの野菜苗は、土が乾き気味なので、しっかり水やりしておくと活着しやすくなる。)きゅうりやトマト、ナスなど、夏野菜の定植はこの時期が適期です。植え付けのタイミングを逃さないようにしましょう。
きゅうりの脇芽の摘心(芽かき)と追肥:VR夏すずみキュウリの栽培管理
植え付け後のキュウリは順調に成長。5月上旬頃には、きゅうりの脇芽を摘心しました。
きゅうりは、親づるの節のところから脇芽(子づる)が出てきますが、最初の6~7節目までは全て摘みます。
(株元の風通し確保と、きゅうりの初期成長を促すため。)
きゅうりの追肥は、5月中旬頃でした。追肥時期の目安は、植え付けから約3~4週間後。きゅうりは、定植から約3~4週間経つと、元肥の効果が切れてくるので、追肥で栄養を補給する必要があります。追肥の肥料は鶏糞です。きゅうりの追肥は、収穫が始まっても月1回くらいの頻度で続けます。
きゅうりの収穫(苗から育てたVR夏すずみキュウリが収穫時期です)
きゅうりの収穫は、食べ頃になったものから順に採っていきます。収穫に適したサイズの目安は、きゅうりの長さが20cm程度になったもの。収穫の仕方は、ハサミを使って。ヘタの上をカットして収穫します。
これ以降のキュウリの栽培管理は、追肥を定期的に行いつつ、収穫を続けていく、という感じになります。追肥する箇所は、最初の追肥場所と同じ2ヶ所です。約1ヶ月おきに、1ヶ所あたり鶏糞約20ccを追肥します。(追肥の場所や鶏糞の量は、一応の目安です。追肥に関しては、キュウリの成長具合を見ながら、というのが基本になります。)
動画版はこちら
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません