ニンジンの栽培:収穫(5月に種まきした五寸人参が収穫時期です)
露地栽培での人参(ニンジン)の育て方。前回は、ニンジン(五寸人参)の間引き方法や、肥料の追肥について解説しました。それから約50日が経過。土作りから種まき、間引きなどを経てきたニンジンも、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。
収穫前に、人参(五寸ニンジン)の栽培方法についておさらいします。(5月上旬に行った「人参の土作り」から、7月中旬に行った「ニンジンの間引きと追肥」まで。)
ニンジンの栽培方法:おさらい(五寸人参の育て方)
人参の土作りと種まき時期(肥料の施肥と種まきは5月でした)
人参は、施肥による土作りを5月上旬頃に行いました。人参栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と油粕です。(油かすは、有機栽培のニンジンにおすすめの肥料。)
夏蒔きで育てる人参は、6月頃に種まきするのが適期と言われているので、その2~3週間前に土作りをしておきます。(発芽が難しい人参は、種まき時期が重要。)6月だと梅雨も近く、種まき後の水やりをあまりしなくていいというメリットがあります。梅雨だと土が湿りがちなので、人参も発芽しやすくなります。
人参の種まき時期は、5月下旬頃でした。今年種まきするニンジンは、五寸人参です。甘くて食味の良い、家庭菜園向きの人参なので、初心者の方でも育てやすいと思います。
ニンジンの種まきの仕方(播種方法)は、「すじまき」です。人参は、種まきの時点で多めに蒔いておいて、間引きしながら大きくしていくので、こういう種の蒔き方をします。種まきした後は、不織布をかけておきます。(ニンジンの種は乾燥すると発芽率が下がる。)
人参の間引き時期と追肥(ニンジンは適時に間引きして大きく育てる)
人参の間引きと追肥は、2回に分けて行います。1回目の間引き時期は、7月初旬。ニンジンの間引きにはハサミを使います。根元をカットする間引き方法です。間引き後は、人参に土寄せと追肥をしておきます。(ニンジンの追肥には鶏糞を使う。)
人参の2回目の間引き時期は、7月中旬でした。間引き方は、1回目と同じようにハサミでカットしてもいいですし、手で引き抜いてもいいです。間引き後は追肥と土寄せを忘れずに。(ニンジンに土寄せすると、根元の緑化が防げる。)
人参の収穫(種まきから3ヶ月以上経ったニンジンが収穫時期です。)
人参は、5月下旬の種まきから3ヶ月以上が経過。今シーズン栽培している五寸人参は、種まきから90日前後で収穫時期が来るので、9月に入ると「そろそろ収穫かな?」という感じになってきます。
ニンジンの収穫方法は、「株ごと」です。根元を掘り起こしてから引き抜きましょう。(収穫する時に折れてしまわないように注意。)
人参の収穫目安は、直径約3cmですが、少し小さめでの収穫です。サイズ的には、五寸人参というよりミニ人参くらいですかね。
今年は猛暑で、人参も少し生育不良気味なのかもしれません。畑のスタッフの方も、「猛暑で人参の生育が止まってしまって、水や養分が吸えなくなり、ニンジンの根が太らなかったのかも。」というような話をされていました。残りの人参も、サイズは小さめだと思いますが、様子を見ながら収穫していきたいと思います。
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