のらぼう菜の栽培(収穫):植え付け時期が10月ののらぼう菜(菜花・なばな)を収穫
露地栽培での、のらぼう菜の育て方。前回は、のらぼう菜(菜花・なばな)の摘心ついて解説しました。それから約1週間が経過。苗から育ててきたのらぼう菜は、春が近づき、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。
収穫前に、のらぼう菜(菜花・なばな)の栽培方法についておさらいします。(2023年8月中旬に行った「のらぼう菜の土作り」から、2024年2月終盤に行った「のらぼう菜の摘心」まで。)
のらぼう菜の栽培方法:おさらい(菜花・なばなの育て方)
のらぼう菜の土作りと植え付け時期(越冬栽培するのらぼう菜は、10月が植え付け時期でした)
のらぼう菜は、8月中旬頃に植え付け前の土作りを行いました。のらぼう菜(なばな・菜花)栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と鶏糞と油粕です。(鶏糞と油かすは、有機栽培ののらぼう菜におすすめの肥料。)
のらぼう菜は越冬栽培をするので、土作りは9月中旬頃でも間に合います。(今シーズン=2023年の秋冬は、畝が比較的早い時期に空いたので、お盆くらいに土作りをしました。)
のらぼう菜の苗の植え付け時期は、10月中旬頃でした。越冬栽培するので、他の秋冬野菜(キャベツや白菜など)より遅めに植え付けても大丈夫ですが、今シーズンは結構ギリギリだったような気がします。
のらぼう菜の余裕を持った栽培スケジュールとしては、9月上旬までには土作りを済ませておいて、9月が終わるまでには植え付けしておきたかったかな、と思います。(今シーズンは、のらぼう菜の苗の入荷が10月に入ってからだったので、10月の植え付けになってます。)
のらぼう菜の追肥(なばな・菜花に肥料を補う)
のらぼう菜の定植(苗の植え付け)から約1ヶ月が経過。11月中旬頃には、のらぼう菜の追肥をしました。植え付け前に入れた肥料(元肥)は、定植から1ヶ月ほど経つと、効果が薄れてきます。なので、追肥をして肥料を補う必要があります。
のらぼう菜の追肥に使う肥料は鶏糞です。追肥の仕方は、のらぼう菜の株元の土に少し隙間をあけ、そこに肥料を入れます。追肥の注意点は、肥料を入れ過ぎないこと。肥料過多だと、のらぼう菜が生育不良になったり、病害虫が付きやすくなったりするので、適量を守りましょう。
のらぼう菜は、月に1回くらい追肥をすると、順調に生育するので、12月と1月にも追肥をしています。
のらぼう菜の摘心(菜花・なばなの摘心)
のらぼう菜は冬越しで栽培するので、そのまま年を越し、2月終盤に摘心をしました。のらぼう菜は摘心すると、脇芽の発生が促進されます。(摘心して蕾が摘まれると、子孫を残そうとして、脇芽を盛んに出すようになる。)
摘心をして、のらぼう菜の脇芽が増えるということは、それだけエネルギー(栄養)も必要になります。3月からは、のらぼう菜の収穫時期になるので、生育を促すために追肥も行っておきます。
のらぼう菜の収穫(苗から育ててきたのらぼう菜が収穫時期です)
のらぼう菜の収穫方法は、ハサミを使ってもいいですし、手で折り取ってもいいです。脇芽の先端15cmくらいの部分を収穫しましょう。のらぼう菜(なばな・菜花)は、蕾だけでなく、その下の茎の柔らかい部分も食べられます。
のらぼう菜の蕾が閉じてるうちに採るのが収穫のコツです。のらぼう菜は収穫が遅れて、蕾が開花してしまうと、苦味が増して硬くなります。早めの収穫を心がけましょう。
のらぼう菜の収穫時期は、4月頃まで続くと思います。出てくる脇芽をどんどん収穫していくようにしましょう。収穫自体は、のらぼう菜の脇芽が出なくなるまで続けられますが、脇芽の発生が鈍ってきたら、栽培を終了するのがいいかなと思います。
追肥に関しては、これ以降は収穫のみの作業になるので、基本的に不要です。(生育不良であれば、追肥することもあるかも。)同じ場所で夏野菜を栽培するなら、3月末くらいには栽培を終了して、夏野菜の土作りに移行するのがおすすめです。
以上で、のらぼう菜の収穫は完了です。
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