バジルの栽培:収穫(夏まきのバジルが収穫時期です)- 種まき時期が7月のスイートバジルを収穫
土耕栽培でのバジルの育て方。前回は、バジル(スイートバジル)の間引きについて解説しました。それから約20日が経過。露地栽培で種から育ててきたバジルも、そろそろ収穫時期になってきたので、採りたいと思います。
収穫前に、バジル(スイートバジル)の栽培方法についておさらいします。(7月上旬に行った「バジルの土作り」から、7月下旬に行った「バジルの間引き」まで。)
バジルの栽培方法:おさらい(種から育てるスイートバジル)
バジルの土作りと種まき(バジルに適した土の作り方と、種の蒔き方):バジルの露地栽培
バジル(スイートバジル)は、7月上旬頃に種まき前の土作りを行いました。バジル栽培に使う堆肥・肥料は、牛糞と油粕です。(油かすは、有機栽培のバジルにおすすめの肥料。)
バジルは、温暖な気候を好む野菜なので、夏が始まる5月頃が土作り&種まき時期の適期です。今年は、あいている区画がなかったので、バジルの種まきが7月になってしまいましたが、本来は、5月頃に種まきするのが最適です。
バジルの種まき時期は、土作りをした翌日でした。バジル(スイートバジル)は種から育てるので、土づくりと種まきの間隔は短くても大丈夫です。バジルは、さわやかで甘い香りが特徴で、トマト料理に使うのに適しています。
バジルの種まき方法は、「点まき」です。マルチの穴1つにつき4粒まきます。バジル(スイートバジル)は好光性種子で、発芽に光が必要なので、浅めに種まきします。(バジルに適した種まきの深さは約5mm。)
バジルの間引き(バジルは生育良好な株を残して、大きく育てる)
バジルの間引きは、7月下旬に行いました。間引きでは、1穴あたり1株だけ残すようにします。残すのは、生育旺盛なバジルです。(茎や葉を観察して、元気なバジルの方を残す。)
バジルの間引きの目安は、株間の混み具合を見て判断しましょう。隣の株と葉が触れ合うぐらいになってきたら、間引きした方がいいと思います。(株間が混み合って風通しが悪くなると、バジルが病気にかかりやすくなります。)
間引きをしたら、ついでに土寄せも行っておくとよいです。土寄せは、根元に土を盛ることです。バジルの株元に土寄せをしておくと、根元が補強されて倒伏防止になります。
バジルの収穫(種から育てたバジルが収穫時期です)
バジルの収穫は、草丈20cmくらいからできるようになります。収穫方法は、まず、バジルの中心の茎(主茎)の先を摘んで摘心します。
バジルは、摘心する(先端の芽を摘む)ことで脇芽が伸び、葉っぱの収穫量が増えます。伸びてきたバジルの脇芽は、脇芽の1節目を残して収穫します。そうすれば、脇芽が次々と増えて、バジルをたくさん収穫することができます。
バジルの収穫で気を付けることは、花を咲かせないようにすること。伸びてきた脇芽を放置して花が咲くと、茎と葉が固くなってきます。なので、花を咲かせないよう、摘心と収穫を繰り返すことが大切です。
バジルの脇芽は、しばらくすればまた伸びてくるので、伸びたら摘心して収穫しましょう。(脇芽の1節目を残して摘心する。)バジルは、この収穫方法にすることで、収穫量が増えます。
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