茎ブロッコリーの栽培：9月に定植したスティックセニョールの収穫です

2022年11月24日

無農薬栽培での茎ブロッコリーの育て方。今回は、9月に植え付けたスティックセニョール（スティックブロッコリー）の収穫です。

スティックセニョール（茎ブロッコリー）の栽培まとめ：土づくり＆苗の植え付け

スティックセニョール（茎ブロッコリー、スティックブロッコリー）は、9月上旬頃から植え付けが始まって、翌年の3月上旬頃まで栽培が続きます。植え付けが遅くなると、「花蕾がなかなかできない」とか、「全体の収穫量が少なくなる」などのトラブルが出てくるので、注意しましょう。土づくりの適期は、8月上旬頃です。

茎ブロッコリー（スティックセニョール）は、他の秋冬野菜、レタスやキャベツなどと比べて、栽培期間が長い（約6ヶ月）野菜です。なので、植え付けが少し遅れても大丈夫じゃね？と思いがちです。

気候が涼しくなってからの植え付けだと、株自体がなかなか大きくなってくれず、結果、収穫量が少なくなってしまいます。（野菜は、人間よりも気温の変化に敏感です。）それなりの収穫量を確保するには、まだ残暑が残るくらいの時期に栽培準備（土づくり）をする必要があります。

スティックブロッコリー（スティックセニョール）の植え付けは、9月上旬でした。レタスやキャベツと一緒の時期に植え付けています。茎ブロッコリーは、9月中旬頃までに植え付けると、株全体がしっかり成長してくれます。

スティックセニョール（茎ブロッコリー）の栽培まとめ：追肥時期

スティックブロッコリー（スティックセニョール）の植え付けから約3週間後。9月下旬には追肥をしました。茎ブロッコリーに限らず、苗から育てる野菜というのは、一般的に、「植え付けから約3～4週間後」が追肥のタイミングになります。

追肥の際の肥料は、適切な量を守るようにしましょう。（スティックセニョールの場合、1ヶ所につき20cc。）たくさんのスティックブロッコリーを収穫しようと思うと、つい多めに肥料を追肥したくなりますが、それはNGです。施す肥料が多いと、害虫が寄ってきたり、生育不良になるリスクが高まります。

最初の追肥から約1ヶ月後。10月終盤には、スティックセニョールの摘心をしました。摘心とは、芯止めのことです。茎ブロッコリーの場合は、頂花蕾を摘んで摘心します。

摘心をして、スティックブロッコリーの生長点を摘むと、草丈がそれ以上伸びなくなります。それでも、野菜は成長して子孫を残さなければならないので、側枝（脇芽）をたくさん伸ばすようになります。スティックセニョールは、脇芽を収穫する野菜なので、収穫量を増やすなら、摘心は欠かせません。

摘心をして、茎ブロッコリーの脇芽が増えるということは、それだけエネルギー（栄養）も必要になります。なので、スティックブロッコリーの摘心をするタイミングで、2回目の追肥も行いました。

スティックセニョール（茎ブロッコリー）の栽培まとめ：収穫時期

スティックセニョールの収穫は、11月下旬になりました。その年の気候にもよりますが、摘心後、脇芽（側花蕾）が出てくるまで結構日数がかかる場合もあります。「スティックセニョールの花蕾ができない」と焦るかもしれませんが、気長に待ちましょう。

収穫の目安は、茎ブロッコリーの脇芽（側枝）が10～13cmくらいまで伸びたもの。収穫するなら、なるべく大きい側花蕾を取りたいので、収穫を先延ばしにしてもよいですが、開花前には収穫するようにしましょう。（スティックブロッコリーは、花蕾が開花してしまうと、苦味が増して、かたくなります。）

スティックセニョールの収穫方法は、側花蕾を枝付きでカットします。収穫適期、10～13cmくらいの脇芽であれば、枝もそんなに硬くないので、枝ごと茹でて食べられます。

スティックセニョール（茎ブロッコリー）の収穫時期は、翌年の3月頃まで続きます。脇芽は、収穫しても、また新しいものが伸びてくるので、それらを取っていくようにします。

以降の追肥に関しては、基本的に不要ですが、生育不良であれば、追肥することもあります。以上、これでスティックブロッコリー（スティックセニョール）の収穫作業は終了です。

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