じゃがいもの栽培:2回目の追肥と土寄せ(じゃがいもの2回目の追肥時期は?)

露地栽培でのじゃがいもの育て方。前回は、馬鈴薯(ジャガイモ)の芽かき・追肥・土寄せをしました。それから約20日が経過。今回は、じゃがいもの追肥と土寄せの2回目をします。

じゃがいもの追肥と土寄せの2回目(馬鈴薯に有機肥料を追肥、土寄せも)

じゃがいもの追肥と土寄せの2回目のタイミングは、じゃがいもに蕾や花がついた頃です。じゃがいもは、蕾がついて花が咲く時期になると、「いも」が大きくなり始めます。

有機栽培で育てているじゃがいも(春植えの馬鈴薯)
じゃがいもの花

じゃがいもの追肥:2回目(馬鈴薯の2回目の追肥時期は、開花の頃)

じゃがいも(馬鈴薯)の2回目の追肥位置は、畝の下あたりの2ヶ所です。じゃがいもは、開花時期くらいになると、株が大きくなり、根が畝の外くらいまで伸びてきているので、追肥位置もそこに合わせるようにします。

じゃがいもの2回目の追肥位置(じゃがいもの畝の下)

肥料は、「じゃがいもの根の先端の少し先」に入れるとよく効きます。この「根の先端の少し先」の位置が、今の時期だと、じゃがいもの畝の下あたりになります。逆に、追肥で良くないのは、株元近くに追肥すること。根に直接肥料がかかると、じゃがいもの根が傷むのでNGです。

じゃがいもの追肥に使うのは、1回目の時と同様、鶏糞です。じゃがいもは、肥料がそんなに多くなくても育つ野菜なので、2回目の追肥量は1ヶ所あたり鶏糞10ccにします。

じゃがいもの追肥に使う鶏糞

追肥のやり方は、じゃがいもの畝のマルチシートをめくって、10cm程度穴を掘ります。

じゃがいもに追肥しやすいよう、マルチシートをめくる
穴を掘れば、じゃがいもの追肥準備完了

穴を掘ったら、そこに追肥用の鶏糞を入れます。穴1ヶ所につき鶏糞10ccなので、2ヶ所で計20cc入れます。

じゃがいもへの追肥量は、1ヶ所につき鶏糞10cc
追肥箇所に鶏糞入りました

追肥後は、肥料に水をかけ、土をかぶせておきます。これでじゃがいもの追肥は完了です。

追肥した鶏糞に水をかける
鶏糞を土に埋める

1回目のじゃがいもの追肥の時にもお伝えしましたが、追肥の肥料は、必ず土の中に埋めて下さい。肥料が地表に出ていたり、マルチの上に残っていたりすると、肥料の匂いに誘われて、害虫が寄ってきます。せっかくジャガイモに追肥したのに、害虫被害にあっては意味がないです。肥料は土に埋めましょう。

じゃがいもの土寄せ:2回目(馬鈴薯は、追肥と土寄せをセットで行う)

追肥後は、じゃがいもの土寄せです。じゃがいも(馬鈴薯)の栽培では、追肥と土寄せはセットで行うことが多いので、土寄せも2回目を行っておきます。土寄せのやり方は、1回目と同じです。じゃがいもの株の周囲が、5cm分くらい高くなるように土を盛ります。

じゃがいもの2回目の土寄せ(やり方は、1回目の土寄せと同じ)
じゃがいもに土寄せしたら、マルチシートを戻しておく

1回目の土寄せの時と同様、マルチ栽培のジャガイモの場合は、無理して土寄せしなくてもいいです。マルチシートをかぶせておけば、ジャガイモが緑化する心配もあまりないので、土寄せにこだわる必要は無いかなと思います。

ここまでできれば、じゃがいもの追肥と土寄せ(2回目)は完了です。

じゃがいもの栽培管理完了(ジャガイモの2回目の追肥と土寄せ)

動画版はこちら

じゃがいもの栽培:2回目の追肥と土寄せ(じゃがいもの2回目の追肥時期は?)- YouTube