ピーマンの栽培:地植えのピーマン(京波ピーマン)が、追肥のタイミングになりました
畑作栽培でのピーマンの育て方。前回は、ピーマン(京波ピーマン)の支柱の立て方を解説しました。それから約10日が経過。今回は、成長してきたピーマンに肥料を追肥します。
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ピーマン(京波ピーマン)の追肥時期は、植え付け時期から約3週間~1ヶ月経過した頃が目安です。今シーズンのピーマン栽培は京波ピーマンですが、ミニパプリカでも、甘長唐辛子でも、追肥のタイミングは同じです。ピーマンの仲間であれば、植え付けから約3週間~1ヶ月後が追肥時期になります。
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ピーマンの追肥のやり方(京波ピーマンの追肥方法)
ピーマンの追肥の仕方ですが、株元から約20cm離れたところに2ヶ所入れます。
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ピーマンは、植え付け時期から約1ヶ月ほど経つと、株元から20cmぐらい離れたところまで根が伸びています。なので、20cm先に追肥をするというわけです。(肥料というのは、ピーマンの根が伸びていく先に施すと、効果が大きい。)
追肥の箇所はマルチシートの下になるので、肥料を入れやすいよう、マルチをあらかじめ切っておきます。
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追肥する量は、1ヶ所あたり鶏糞20ccです。鶏糞は、ピーマン(京波ピーマン)栽培に必要な栄養をバランスよく含んでいます。追肥の肥料としておすすめです。
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追肥の仕方は、切れ目に移植ゴテを約10cm挿し込んで隙間を広げ、そこに鶏糞を入れます。(1ヶ所あたり20ccの鶏糞を追肥するので、2ヶ所分で計40ccの鶏糞が必要です。)
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肥料は、適切な量を守って入れるようにしましょう。(今回の追肥の場合は、20cc×2ヶ所=40cc)追肥量が多いと、病害虫の被害を受けやすくなったり、生育不良を起こしたりします。ピーマンの味が苦くなったり、「えぐみ」が出ることもあるので、注意しましょう。
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追肥後は、肥料に水をかけ、土をかぶせておきます。これで、ピーマン(京波ピーマン)の追肥作業は完了です。
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追肥した肥料に水をかけるのは、土の中の微生物のためです。(肥料は濡れていた方が分解しやすい。)あと、追肥の肥料は、必ず土の中に埋めるようにしましょう。肥料が地表に出ていたり、マルチの上に残っていたりすると、肥料の匂いに誘われて、害虫が寄ってきます。
ピーマンの摘花(最初についた花や実は早めに摘む)
追肥後は、ピーマンの一番花(一番最初についた花)や、一番果(一番最初についた実)を摘んでおきます。一番果の場合は、3cmくらいの大きさで摘むようにします。
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ピーマンは、最初についた実を大きくしてしまうと、株が疲れてしまって、その後の実付きが悪くなります。ピーマンの株が若いうちは、実の成長よりも、株の成長の方を優先するようにしましょう。ピーマンの本格的な収穫は、3番果あたりから行うとよいです。(ピーマンの収穫は、株が成熟してから。)
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