ブロッコリーと春キャベツの育て方:鶏糞を追肥(冬越し中の春どりブロッコリーと味春キャベツに肥料を追肥)
マルチング栽培でのブロッコリーと春キャベツの育て方。前回は、ブロッコリー(春どりブロッコリー)と春キャベツ(味春キャベツ)の冬越し準備について解説しました。まだまだ寒い時期ではありますが、今回はブロッコリーと春キャベツの追肥をします。(冬は、追肥した肥料が効くまで1ヶ月くらいかかるので、年が明けた1月中に追肥をしておきます。)
11月初旬が定植時期だったブロッコリーと春キャベツは、ただいま冬越し中。不織布で保温はしていますが、追肥は今までしていません。今回が初めての追肥です。
ブロッコリーと春キャベツを保温するかどうかの判断は、最高気温を目安にしています。最高気温が10℃を下回る日が増えてきたら、畝に不織布をかけて保温しましょう。
マルチをめくると、畝の縁のところまで根が伸びてきています。なので、追肥の肥料はその先、通路あたりに入れるようにします。(肥料は、根の先端の少し先に入れるとよく効く。)
ブロッコリーと春キャベツの追肥に使うのは、有機肥料の鶏糞です。追肥量は1ヶ所あたり鶏糞20cc。鶏糞の量は、計量カップなどではかりましょう。
追肥のやり方は、マルチをめくったところに深さ約10cmの穴を掘り、そこに鶏糞を入れます。(穴を掘る際は、移植ゴテを使って下さい。)
追肥は、ブロッコリーに2ヶ所、春キャベツにも2ヶ所なので、計4ヶ所です。追肥の注意点は、肥料を入れ過ぎないこと。肥料の入れ過ぎは、害虫被害や生育不良の原因になります。適切な量を守るようにしてください。
追肥後は、鶏糞に水をかけて、土をかぶせます。肥料に水をかけるのは、土の中にいる微生物のためです。(微生物にとっては、肥料が湿っている方が分解しやすい。)
肥料に土をかぶせるのも忘れずに。鶏糞が土の上に露出していると、臭いにつられて虫が寄ってきてしまいます。ブロッコリーと春キャベツに追肥をしたのに、害虫がついたら意味がないです。追肥したら、必ず土をかぶせておきましょう。
最後は、マルチシートと、トンネル栽培用の防虫ネット、不織布を戻します。これで、ブロッコリー(春どりブロッコリー)と春キャベツ(味春キャベツ)の追肥は完了です。
春キャベツとブロッコリーの育て方。土作りから始めたい方はこちら。(畝立て&施肥は、10月中旬頃でした。)
春キャベツ栽培の追加情報(冬越し春キャベツの育て方についての関連情報)
春キャベツの栽培方法を教えてください(冬越し春キャベツの育て方)
冬越し春キャベツの栽培スケジュールは、10月下旬頃に土作りをして、11月上旬頃に植え付け。キャベツは虫が付きやすい野菜なので、植え付けと同時に防虫ネットを設置します。12月頃になり、気温が低くなってきたら、不織布で防寒しましょう。(春キャベツの防寒目安は、最高気温10℃。10℃を下回る日が出てきたら、防寒します。)
年明け後、最初の世話は、春キャベツの追肥です。1月中旬頃に鶏糞を追肥します。1月はまだまだ寒い時期ですが、この時期の追肥が、春先からの春キャベツの成長に効いてきます。春キャベツの収穫時期は3月上旬から中旬頃。春キャベツを上から押してみて、固く締まっていれば収穫適期です。春キャベツは収穫が遅れると、裂球するので、採り時を逃さないようにしましょう。
春どりブロッコリー栽培の追加情報
春どりブロッコリーを植える時期はいつですか?(ブロッコリーの定植時期)
春どりブロッコリーの植え付け時期は、11月初旬でした。ブロッコリーは、定植と同時にトンネル栽培にします。防虫ネットを使ってトンネル栽培にしておくと、害虫よけになります。
ブロッコリーの株間はどのくらいですか?(ブロッコリーの植え付け間隔)
ブロッコリーの株間は、最低でも30cmは必要だと思います。栽培スペースに余裕があれば、株間40~50cmでもいいと思います。(株間が狭いと、風通しが悪くなり、ブロッコリーに病害虫がつきやすくなります。)
動画版はこちら
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません