玉レタス(結球レタス)の栽培:追肥時期です
トンネル栽培での玉レタス(結球レタス)の育て方。前回は、苗を植え付けて、その後、トンネル栽培のためのネットを設置しました。そこから約3週間。今回は追肥を行います。
玉レタス(結球レタス)の栽培では、通常、植え付け時期から約3週間~4週間後に追肥時期が来ます。追肥回数は基本的に1回で、レタスが結球し始めた後は、追肥しないようにします。(結球後の追肥は、裂球や生育不良の原因になる。)
無農薬、有機栽培のレタスなので、追肥の肥料も有機肥料を使います。
玉レタスやキャベツなど、「秋植え」の野菜は、9月上旬から中旬頃に植え付けをしましょう。
玉レタス(結球レタス)の追肥方法
玉レタス(結球レタス)の追肥のやり方ですが、株元から約20cm離れたところに2ヶ所入れます。玉レタスは2株植えているので、追肥箇所は全部で4ヶ所になります。追肥箇所のマルチには、切れ目を入れておきます。(追肥しやすいように。)
なぜ、追肥場所を20cm離すかというと、植え付けから約3週間経つと、それぐらいの距離まで根が伸びているからです。(玉レタスの株元から半径約20cmの範囲内くらい。)
肥料は、「根の先端の少し先」に入れるとよく効きます。この「根の先端の少し先」の距離が、「株元から約20cmの距離」なんです。逆に、良くないのは、株元近くに追肥すること。根に直接肥料がかかると、根が傷むのでNGです。
追肥の量は、1ヶ所あたり鶏糞20cc。先ほど入れた切れ目に、移植ゴテを約10cm挿し込み、隙間を広げ、そこに鶏糞を入れます。
肥料は、適切な量を守って入れるようにしましょう。(今回の場合だと、1ヶ所あたり、鶏糞を20cc。)追肥量が多いと、病害虫の被害を受けやすくなったり、生育不良を起こしたりします。野菜が苦くなったり、「えぐみ」が出ることもあるので、注意しましょう。
あとは、肥料に水をかけて土をかぶせ、防虫ネットを戻します。これで、玉レタス(結球レタス)の追肥作業は完了です。
追肥した肥料に水をかけるのは、土の中の微生物のためです。(肥料は濡れていた方が分解しやすい。)あと、追肥の肥料は、必ず土の中に埋めるようにしましょう。肥料が地表に出ていたり、マルチの上に残っていたりすると、肥料の匂いに誘われて、害虫が寄ってきます。
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