キャベツと茎ブロッコリーの育て方:追肥(新藍キャベツと茎ブロッコリーに鶏糞を追肥しよう)
トンネル栽培でのキャベツと茎ブロッコリーの育て方。前回は、キャベツ(新藍キャベツ)と茎ブロッコリーの苗の植え方、トンネル栽培のやり方を解説しました。それから約3週間が経過。今回は、キャベツと茎ブロッコリー(スティックセニョール)に追肥をします。
キャベツや茎ブロッコリーなど、苗から育てる野菜は、植え付けから約3~4週間経つと、元肥(もとごえ)の効果が薄くなってくるので、追肥で肥料を補います。
茎ブロッコリーとキャベツの育て方。土作りと苗の植え付けの様子です。
土作りは8月終盤。夏の暑さで土が乾燥気味なので、水をまいて、土の硬さを調整しながら耕しました。
苗の植え付け後は、防虫ネットを設置し、害虫の侵入を防ぎます。
キャベツも茎ブロッコリーも、苗の植え付け時は見た目が似たような感じでしたが、成長して違いが出てきました。茎ブロッコリー(スティックセニョール)の方は縦方向に伸び、葉がだいぶ大きくなって、茎もしっかりしてきました。
キャベツ(新藍キャベツ)の方は、茎ブロッコリーとは違って、水平方向に葉が広がってます。(直径でいうと40~50cmくらい。)
中心部分は、少し結球しはじめてるように見えます。結球とは、葉が巻きながら重なり合い、球状になっていくことです。キャベツは、結球部分に虫が入り込むと駆除できないので、害虫チェックはマメに行いましょう。
トンネル栽培の防虫ネットで、ある程度の害虫防除はできてますが、トンネルの隙間から入り込むこともあります。畑にキャベツ、茎ブロッコリーの様子を見に行った時は、トンネルをあけて、葉の裏も見るようにしましょう。
新藍キャベツと茎ブロッコリーに肥料を追肥(植え付けから約3週間後)
追肥の仕方は、茎ブロッコリーを例に説明しますが、キャベツの追肥もやり方は同じです。追肥の場所は、茎ブロッコリー(キャベツ)の株元から約20cm離れたところ2ヶ所です。1ヶ所あたり鶏糞20ccを追肥します。
鶏糞は、有機栽培でよく使う肥料で、キャベツや茎ブロッコリーの成長に必要な栄養をバランスよく含んでいます。鶏糞の量は、計量カップなどではかります。(肥料の入れ過ぎは、害虫被害や生育不良の原因になります。適切な量を守りましょう。)
肥料の入れ方ですが、マルチシートをかけたままだと追肥ができないので、まず、区画のマルチ留めを抜いて、マルチシートをめくります。
その後、茎ブロッコリー(キャベツ)の株元から20cm離れた場所に、追肥用の穴を掘ります。穴の深さは、だいたい10cmくらいです。穴を掘る際は、移植ゴテを使って下さい。
穴が掘れたら、そこに鶏糞を追肥します。茎ブロッコリーに追肥したら、キャベツの方にも同じように追肥してください。
追肥後は、鶏糞に水をかけて、土をかぶせます。肥料に水をかけるのは、土の中にいる微生物のためです。(微生物にとっては、肥料が湿っている方が分解しやすい。)
肥料に土をかぶせるのも忘れずに。鶏糞が土の上に露出していると、臭いにつられて虫が寄ってきてしまいます。
最後は、マルチシートと、トンネル栽培用のネットを戻します。虫除けネットは、トンネルパッカーをつけた上で、さらに裾の部分に土をかぶせておくと、虫が侵入しにくくなります。
これで、キャベツ(新藍キャベツ)と、茎ブロッコリー(スティックセニョール)の追肥作業は完了です。
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