キャベツと茎ブロッコリーの育て方:土作り(新藍キャベツとスティックセニョールの有機栽培)
自家栽培でのキャベツと茎ブロッコリーの育て方。家庭菜園1年目、初心者ですが、キャベツと茎ブロッコリーの栽培にチャレンジしてみます。
キャベツは、新藍という品種のキャベツを栽培。栽培時期が秋から冬の「冬キャベツ」で、植え付け時期が9月中旬頃、収穫時期が11月中旬頃です。茎ブロッコリーは、スティックセニョールともいわれていて、小さいブロッコリーがたくさん収穫できるような感じの野菜です。
新藍キャベツ(冬キャベツ)と茎ブロッコリーの土作り
畑の土を柔らかくするには?
キャベツと茎ブロッコリーの土作りをする前に、土の状態をみてみましょう。(なるべく畑の土をふかふかにしておいた方が、キャベツと茎ブロッコリーの生育もよくなります。)
夏野菜の栽培が終わった畑は、土が固い状態で乾燥もするので、水をまいて土の固さを調整します。(土がカラカラでカチカチだと、畝を作ったとしても、キャベツと茎ブロッコリーが育ちにくいです。)
水をまいたら、移植ゴテを使い、土と水を混ぜ合わせます。畑の土をふかふかにするには、空気を含ませるようにするといいかもしれません。
途中、小石や根っこが出てきたら、取り除いておきます。
根っこを効率的に取り除くには?
根っこは、土に手を入れ、円を描くように混ぜると、自然と指に絡みつきます。なので、そのくっついてきた根っこをとってやれば、効率的に根を処理できます。
土は、水を含んで少ししっとりするくらいがよいです。(キャベツと茎ブロッコリーの植え付けに適した状態。)砂みたいにサラサラだと水が足りませんし、水の入れすぎでベチャベチャし過ぎるのも良くありません。
キャベツと茎ブロッコリーの肥料(土に有機肥料を施す)
ある程度、畑の土を柔らかくすることができたら、キャベツと茎ブロッコリーの肥料を入れます。栽培区画は、約60cm×70cmの大きさです。
キャベツ(新藍キャベツ)と茎ブロッコリーの土作りに使う肥料は、完熟発酵の牛糞堆肥1リットル(容量1リットルのひしゃく1杯分)と、鶏糞100ccと、油かす50ccです。鶏糞と油かすの量は、計量カップではかります。
牛糞堆肥は、畑の土をふかふかにする効果があります。鶏糞と油かすは、キャベツや茎ブロッコリーの元肥(苗の植え付け前に施す肥料)として入れます。
用意した堆肥と肥料は、キャベツと茎ブロッコリーの区画にまいて、土に混ぜ込みます。(土と肥料を混ぜる時は、クワかシャベルを使う。)
キャベツと茎ブロッコリーの畝立て
肥料を入れた後は、キャベツと茎ブロッコリーの畝を作ります。畝作りには、移植ゴテとならし板を使います。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
あとは、表面に黒のマルチをかぶせ、周囲をマルチ留めで固定します。マルチの余りは、折りたたんでまとめておきます。これで、キャベツと茎ブロッコリーの土作り&畝作りは完了です。
マルチシートの重要性
「畑にマルチシートを張る」という作業は、「土中の水分保持」という点でかなり重要です。特に夏は、マルチシートをかけていないと、約1週間ほどで水分が蒸発し、土がカラカラ、カチカチになってしまいます。畑の畝を良い状態で保ちたいなら、マルチシートはかぶせるようにしましょう。
茎ブロッコリー栽培の追加情報(スティックセニョールの育て方についての関連情報)
茎ブロッコリーの植え付け時期はいつですか?(スティックセニョールの定植時期)
茎ブロッコリー(スティックセニョール)の植え付け時期は、9月上旬から中旬頃が適期です。茎ブロッコリーやキャベツなど、秋冬から育てるアブラナ科野菜は、まだ夏の暑さが残る9月頃に植え付けておくと、しっかり育ってくれます。
茎ブロッコリーの追肥時期はいつですか?(スティックセニョールの追肥のタイミング)
茎ブロッコリーの追肥は、植え付けから約3~4週間後に行います。苗から育てる野菜は、植え付けから3~4週間経つと、元肥(もとごえ)の効果が切れてきます。なので、追肥で栄養を補給する必要があります。
茎ブロッコリーの収穫時期はいつですか?(スティックセニョールの収穫目安)
茎ブロッコリー(スティックセニョール)の最初の収穫時期は、頂花蕾(ちょうからい)を摘心する時です。頂花蕾は、茎ブロッコリーの最初の花蕾で、これを摘心して収穫すると、側枝から側花蕾がたくさん出てくるようになります。9月上旬頃に植え付けた茎ブロッコリーの場合は、10月下旬頃に頂花蕾を収穫できます。
茎ブロッコリーはどこを収穫したらいいの?(スティックセニョールの花蕾の収穫方法)
茎ブロッコリーの側花蕾は、大きくなったものから順に収穫していきます。花蕾だけでなく茎も食べられるので、花蕾+茎込みの8~10cmの長さで切り取れば、ちょうどいいと思います。最初は、茎のどこで切ればいいか分かりにくいかもしれませんが、収穫回数を重ねれば、コツがつかめると思います。
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