畑と畝の作り方(苦土石灰を使った畑の土作り)

春夏野菜用の土作り2020

スナップエンドウ以外の冬春ものの野菜(ほうれん草や、ルッコラ、ミニチンゲン菜など)は、収穫が終了しました。なので、今日からは春夏野菜の準備です。収穫終了した畝を崩して、また新たに畝を作ります。

夏野菜用の畝を新たに立てる

シャベルを使って古い畝を崩し、土を耕します。

シャベルやクワで土を耕す

耕している途中、石や根っこが出てきたら、取り除いておきます。地味な作業ですが、畑の作り方においては大切な工程です。(大きな石がゴロゴロしていると、野菜の根が張りにくい。)

石や根は取り除く

耕し終わりました。土は、わりと耕しやすい状態で保たれていたようです。そんなに硬くなっていなかったので良かったです。

土を耕し終わりました

2020春夏野菜の畑の作り方:畝立て

次は畝の作り方です。まず、耕した土を2つに割り、畝と畝の間の通路を作ります。

通路を作る

隣の区画との間にも、ある程度の間隔が必要(約20cm分)なので、そこの土も平らにならしておきます。

隣の区画との通路を確保する
畝と通路を分けたところ

畝の形が大まかに出来たら、土に苦土石灰を混ぜ込みます。(1つの畝につき、苦土石灰を50cc入れます。)

畑の土作りで使う苦土石灰

苦土石灰とは、鉱石などを砕いて粒状にした肥料です。土に混ぜて、酸度調整するというのが苦土石灰の使い方です。(苦土石灰の苦土はマグネシウム、石灰はカルシウムのことです。)

苦土石灰を土に混ぜる

冬春野菜の収穫後、畑の土を酸度計で計測すると、PHが6.0以下。土壌が酸性に傾いているらしく、これをアルカリ性の苦土石灰で中和します。(PH6.0~6.5くらいに戻す。)

これから栽培する春夏ものの野菜は、PH6.0~6.5くらいの土壌酸度が適しているので、それに合うよう、苦土石灰をまいて酸度を調整するというわけです。

最後に、ならし板をあてて畝の形を整えます。これで苦土石灰を使った土作りは完了です。

ならし板で囲う

畝は、側面をならし板で囲い、上に盛った土ですき間を埋めていくようにしましょう。そうすると、畝の形が整えやすいです。

隙間を土で埋める

畝の上の面は、ならし板を使って平らに整えます。苦土石灰が土に馴染むのに約1週間かかるので、次の作業はそれからになります。

畝の上面を平らにならす
畝が完成

動画版はこちら

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