そら豆の栽培:追肥の仕方(唐比の春ソラマメの追肥時期、追肥方法)
マルチ栽培での、そら豆の育て方。前回は、そら豆(唐比の春ソラマメ)の摘心時期や、摘心の仕方などについて解説しました。それから約10日が経過。今回は、そら豆(ソラマメ)に肥料を追肥します。
そら豆の追肥時期は、例年、年明け後の1月頃。一番寒い時期(厳寒期)が、ソラマメの追肥のタイミングになります。追肥の回数は1回です。追肥回数を増やして肥料の量が増えると、そら豆にアブラムシがたくさんついたり、生育不良になったりするので、追肥回数は1回で十分です。
ソラマメの生育が促進されて、収穫時期になるのはもう少し先、暖かくなってからですが、その前に追肥を済ませておくのが肝心です。特に、寒い時期の追肥は、追肥した肥料が効くまで約1ヶ月かかるので、早めに行いましょう。
そら豆の追肥(ソラマメには、有機肥料の鶏糞を追肥)
そら豆(空豆)の追肥をする場所は、株と株の間です。ソラマメは、区画内に4株植えているので、追肥も4ヶ所にします。
追肥の肥料は鶏糞です。追肥しやすいように、マルチに切れ目を入れておきましょう。
追肥する量は、1ヶ所あたり鶏糞10ccです。鶏糞は、そら豆の成長に必要な栄養を、バランスよく含んでいます。追肥の肥料としておすすめです。
そら豆への追肥の仕方は、切れ目に移植ゴテを約10cm挿し込んで隙間を広げ、そこに鶏糞を入れます。(1ヶ所あたり10ccの鶏糞を追肥するので、4ヶ所分で計40ccの鶏糞が必要です。)
追肥の肥料は、適切な量を守って入れるようにしましょう。(今回のそら豆の追肥の場合は、10cc×4ヶ所=40cc)そら豆は、マメ科の中でもアブラムシがつきやすい野菜です。追肥の量や回数が多いと、アブラムシの発生がさらに増えたり、生育不良を起こしたりすることがあるので気をつけましょう。
追肥後は、肥料に水をかけ、土をかぶせておきます。これでそら豆の追肥は完了です。
追肥した肥料に水をかけるのは、土の中の微生物のためです。(肥料は濡れていた方が分解しやすい。)あと、追肥の肥料は、必ず土の中に埋めるようにしましょう。肥料が地表に出ていたり、マルチの上に残っていたりすると、肥料の匂いに誘われて、害虫が寄ってきます。
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