小玉スイカの栽培:雨よけと、空中栽培の支柱の立て方
地植え栽培での小玉スイカの育て方。前回は、小玉スイカ(ピノガールすいか)の植え付けを行いました。今回は、雨よけと空中栽培の準備です。小玉スイカは過湿に弱いので、今シーズンは雨よけを設置してみます。空中栽培は、小玉スイカを育てる際の定石ですね。支柱とネットを設置して、立体栽培で育てていきます。
小玉スイカの雨よけと、空中栽培の支柱は、できれば苗の植え付けと同時に設置しておくと良いです。特に、雨よけに関しては、植え付け後に雨が降ってしまうと効果が下がってしまうので、早めに設置しておきたいところです。(小玉スイカは雨にさらされる機会が多いと、根腐れなどで病気になることが多い。)
小玉スイカの雨よけ設置(ピノガールすいかの過湿防止対策)
小玉スイカ(ピノガール)の雨よけは、トンネル栽培用の資材を使います。雨よけの枠(フレーム部分)は、トンネル用の曲がる支柱(ダンポール)を使用。
雨よけの覆い部分は、ビニールトンネルを仕立てる時に使うビニールを使います。(保温用のビニール)ビニールの大きさは、約110cm×180cmです。小玉スイカの栽培区画(約60cm×60cm)にかぶせるなら、これぐらいの大きさがちょうどいいと思います。
資材の用意ができたら、小玉スイカの区画に支柱を立てて、ビニールをかぶせます。これで、小玉スイカの雨よけ設置は完了です。
小玉スイカの支柱の立て方(ピノガールすいかの空中栽培)
小玉スイカ(ピノガールすいか)の空中栽培は、支柱を立てて行います。立体栽培ともいわれる育て方で、小玉スイカのツルを上へ上へと伸ばしていきます。
支柱を頑丈に仕立てる必要があるので、直径2cm、長さ210cmの支柱を4本と、直径1.1cm、長さ90cmの支柱を1本。小玉スイカの支柱設置では、計5本の支柱を使います。
小玉スイカを空中栽培する場合、支柱の立て方は「合掌式」にします。少し手間がかかる支柱の立て方ですが、頑丈なので、小玉スイカの空中栽培に向いています。しっかり手順を追っていけば、初心者の方でも設置できる立て方だと思うので、是非チャレンジしてみて下さい。
210cmの支柱を立てる位置は、小玉スイカの栽培区画の四隅です。
立て方は、まず支柱(210cm)を手で持ち、土の中に押し込みます。土の中に30~35cm分くらいの支柱が入ればOKです。土が固くて入らない場合は、とりあえず支柱が止まるところまで押し込みましょう。
土が固くて、支柱が30cmも入らなかった場合は、ハンマーを使います。ハンマーを使い、支柱が止まったところからさらに10cm打ち込みましょう。
支柱を打ち込む際の注意点としては、あまり深くまで打ち込まないこと。支柱を深く打ち込むと、小玉スイカの片付けをする時に抜けなくなります。
小玉スイカの空中栽培で使う支柱は、2m以上でかなり長いです。こういう長い支柱は、しっかりした踏み台などがあると楽に打ち込めます。
これで210cmの支柱が4本立ちました。(上には90cmの支柱を渡してます。)
支柱が交差している部分は、麻紐でしっかり結んでおきます。決まった結び方は無いので、自己流でOKです。とにかく動かないように、ガッチリ結んでおきましょう。
小玉スイカの空中栽培は最初が肝心。葉が茂って、実がついてくるようになると、支柱への負担も高くなります。強風や、梅雨の長雨にさらされても倒れないよう、しっかり立てておきましょう。
小玉スイカを空中栽培するには、誘引用のネットも必要です。ネットは、きゅうりやゴーヤの栽培でも使う「園芸ネット」です。これを2枚用意して、支柱に固定します。
小玉スイカの誘引ネットは、麻紐で支柱に固定してください。ネットはピンと張ったほうがいいです。誘引ネットがゆるんでいると、風であおられて葉が傷みやすくなります。側面にはみ出たネットは、支柱にまきつけておいて下さい。
小玉スイカの雨よけと、支柱の設置はこれで完了です。小玉スイカの空中栽培、今シーズンは何玉収穫できるかな?
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