いちごの露地栽培:地植えイチゴの冬越し(宝交早生いちご)
地植え栽培でのイチゴ(宝交早生いちご)の育て方。前回は、イチゴの苗を地植えで植え付けました。それから約60日が経過。今回は、いちご栽培の冬の管理、冬越しの準備をします。
いちごの冬越しは、翌年の1月下旬くらいまで続きます。冬越ししている間のイチゴは、休眠状態になって、茎や葉はほとんど伸びてきません。(休眠中は、根に栄養を蓄え、春からの生育に備えている。)
なので、いちごの冬の管理は、あまりやることがありません。イチゴは、冬越し中に葉が枯れることがあるので、それを摘み取るくらいですかね。たまに蕾ができて、花が咲くこともあるので、そういうのも摘んでおきます。(冬越し中の開花は、いちごの体力を消耗するので、蕾と花は早めに摘む。)
露地いちごの冬越し(宝交早生イチゴの冬の管理)
いちごの冬越しの準備はとても簡単。栽培区画に張ってあるマルチをはがすだけです。なぜ、マルチをはがすかというと、イチゴを寒さにさらすためです。
いちごは、冬越ししている間、寒さに一定期間あたることで、春からまた元気に成長するようになります。なので、冬越し中は、寒さによくあたるよう、マルチを外してしまうというわけです。(イチゴを寒風にさらして冬越しさせるのは、少しかわいそうな気もしますが、これも来春の成長のため…。)
はがしたマルチは、いちごの冬越し期間が明けたら、また使うことになるので、丸めてまとめておきます。(冬越し後は、またイチゴの区画にかぶせ直して、保温を再開する。)
これで、いちご(宝交早生イチゴ)の冬越しの準備は完了です。
冬越しの間は、いちごはほとんど成長しません。露地いちごの冬の管理としては、枯れている葉を摘むとか、「見守る」という作業がメインになります。もし、冬越し中に、蕾や花がついたら、それも摘んでおきましょう。(蕾と花を残すのは、3月からです。)
いちご栽培の追加情報(露地栽培のイチゴの育て方についての関連情報)
露地栽培のイチゴの土作りについて。(いちごの栽培準備)
露地栽培のいちごの土作りは、例年、9月中旬頃に行います。いちごの元肥は、牛糞堆肥と鶏糞(有機肥料)を使うことが多いです。
地植え(露地栽培)のいちごは、10月上旬~中旬頃が植え付け時期です。植え付け時期から逆算すると、イチゴの土作りの時期は9月中旬頃が適期になります。(有機肥料は、土に馴染むのに約1ヶ月かかる。)
いちごの畝の作り方を教えてください。(露地栽培のイチゴの畝立てについて)
露地栽培のいちごの畝立てには、鍬や移植ゴテ、ビニールマルチなどを使います。まず、畝の周りの土をイチゴの区画の中に入れて、畝を少し盛り上げます。それから上を平らにならしながら、畝の形を作っていきます。
畝の周囲は、崩れにくいように固めておくとよいです。あとは、ビニールマルチをかぶせて、畝の周囲に土を寄せておけば、いちごの畝の完成です。
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