大根の栽培(土づくり)&土壌消毒
自家栽培での大根の育て方。今回は、大根栽培のための土づくり&畝立てをします。(区画の大きさは、約60cm×50cm。)
大根栽培の肥料(区画に元肥を入れる)
大根の元肥(読み方は「もとごえ」です。)は、牛糞と油かすの2種類です。肥料の量は、牛糞が1リットル、油かすが100ccです。(牛糞1リットルは、容量1リットルのひしゃく1杯分。)
用意した大根の肥料は、バケツの中で混ぜ合わせた後、区画にまいて土と混ぜます。
大根の育て方で重要なのが、この土づくりです。肥料が塊で残っていたりすると、又根(根が二股に分かれた状態)の大根になるので、よく耕しましょう。できれば、地下30cmくらいまで耕しておくと良いです。大きめの石など、大根の根の障害になりそうなものがあれば、それも取り除いておきます。
大根の畝立て(畝の作り方)
大根の肥料を施肥した後は、畝立てです。移植ゴテとならし板を使って、畝を作ります。畝の縁の部分を移植ゴテで押さえ、少し固めるようにすると、崩れにくい畝になります。
大根栽培の前に、土の消毒(太陽熱消毒)
畝が整った後は、土の消毒です。なぜ、土の消毒をするかというと、春夏野菜の栽培で使った土には、害虫の卵や、病気の元が潜んでいることがあるからです。なので、念のため、土を消毒して、それから秋冬野菜の栽培に入るようにします。
土の消毒の具体的な手順は、まず、畝にジョウロ2杯分の水をまきます。
水をまいた後は、マルチを張りますが、いつもの黒マルチではなく、透明マルチを張ります。(水まきの時、畝が崩れていたら整え直しておきます。)透明マルチは太陽光を通すので、黒マルチよりも土の温度が上がります。
そして、畝にまいた大量の水。水は熱を伝える性質があるので、太陽光で高温になった熱が、土中のより深いところまで届くようになります。
つまり、透明マルチ+大量の水で、土の中が蒸し焼き状態になり、病害虫の元が死滅。土を消毒・リセットできるというわけです。この消毒方法(太陽熱消毒)は、消毒剤や殺菌剤などを一切使わず、自然の力で土壌消毒を行うので、安全です。
太陽熱消毒による土の消毒期間は、3週間~1ヶ月ほど。なので、大根の種まき日から逆算して、この消毒作業を行うと良いです。
今回張った透明マルチは、大根の種をまく1週間前くらいに、黒マルチに張り替えるようにします。
動画版はこちら
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