長ナスの栽培:切り戻し剪定(ナスの仲間の剪定の仕方)
家庭菜園での長茄子(長ナス)の育て方。前回の記事では、長ナスを収穫するところまで到達しました。なので、あとは、追肥をしながら、収穫を続けていくという段階になります。
それに加えて、長ナスは「剪定」を適度にしながら収穫していくと、栽培をより長く楽しめます。今回は、その剪定の仕方を説明したいと思います。
今回は、長ナスの剪定方法を図解・解説していきますが、長ナスだけでなく、千両ナスや白ナスなど、ナス類であれば、剪定の仕方は皆同じなので、違う品種のナスを育てる際にも役立つと思います。
このページで解説する剪定方法は「ナスの切り戻し剪定」です。ナスの剪定のやり方は様々ですが、切り戻し剪定だと、剪定しながら収穫もしていけるので、家庭菜園向きだと思います。
長ナスの剪定の仕方(ナスの整枝・剪定方法)
まず、3本仕立てにした主枝と、脇芽(側枝)2本。この3本は伸ばし続けるので、基本的には摘芯しません。ただし、170cmを越えるくらいの高さになった時は、先を摘芯します。(草丈が高くなり過ぎると、手入れがしにくいため。)
このメインの3本の枝(主枝&側枝2本)には、当たり前ですが、ナスの実が付きます。この、3本の枝から直接出ているナスの実に関しては、実だけを収穫するようにします。
次は、メインの枝から出ている脇芽です。脇芽に蕾がついたら、その蕾の先の葉2~3枚を残して、その先は伸びないように摘芯します。
脇芽に付いたナスの実は、実を収穫する時に、枝ごと切り取ってしまいます。
脇芽を剪定すると、枝数や葉の枚数が少なくなりますが、大丈夫です。剪定後の枝は、付け根に近い部分からまた新しい脇芽が出てくるので、それを伸ばしてあげます。そうすると、またその脇芽に実がついて、収穫できるようになります。
こういう剪定の仕方を「切り戻し剪定」といいます。このやり方は、伸びた枝を切り戻しながら収穫していくので、「株が疲れにくい」というメリットがあります。
この切り戻し剪定という方法、理屈的には簡単なんですが、実際剪定するとなると、結構混乱します。ナスは、株が成長してくると、枝が混み合ってくるので、どの枝を剪定すればいいか分からなくなるんですよね。
私も、ナスを栽培し始めてまだ3年なので、剪定する枝を見極めるのに時間がかかります。正直、面倒だなと感じる時もありますが、それも楽しみの一つかなと思っています。
ナスの剪定の仕方は、この切り戻し剪定以外にもあるので、いろいろ試してみて下さい。自分に合った剪定方法が見つかれば、ナスの栽培がもっと楽しくなると思いますよ。
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