スナップエンドウの育て方(収穫)

今回はスナップエンドウを収穫したいと思います。

スナップエンドウの収穫

スナップエンドウ(つるなし品種)の栽培は、9月終盤に開始。種から栽培するスナップエンドウの場合、畑での露地栽培だと、種まきを秋にする「秋まき」で、冬の間は越冬(冬越し)させて、収穫時期は春になります。

土作りから収穫まで、トータルでの栽培期間としては、10月頃から~4月頃までの約7ヶ月間ということになります。

今シーズンのスナップエンドウの栽培は、9月の終盤に土作りをして、種まき時期は11月上旬でした。

土作りの注意点としては、肥料を入れ過ぎないこと。マメ科のスナップエンドウは、肥料が多すぎると、葉っぱだけが茂って、実が付かない「つるぼけ」になるので、注意しましょう。(私の場合、マメ科の野菜を栽培する場合、基本的には牛糞堆肥だけ入れるようにしています。)

スナップエンドウの栽培時期は9月終盤から
畝を立てて、マルチを張る
スナップエンドウの種を植える時期は11月上旬
種まき後は、不織布の上から水やり

発芽したスナップエンドウは順調に成長。12月下旬には間引きや、支柱設置、冬越し(越冬)準備を行いました。間引きは、1穴に2株残すようにしています。スナップエンドウの支柱の立て方は、区画の四隅に1本ずつ、計4本の支柱を立てました。

スナップエンドウの冬のお世話
4株から2株に間引き
スナップエンドウの区画に支柱を設置
支柱には、誘引用の紐を張ります

冬越し(越冬)させて栽培するスナップエンドウは、寒さや霜害で枯れてしまうのを防ぐ「霜よけ、霜対策」が重要です。スナップエンドウの霜対策には、不織布を使いました。支柱を立てた時に、支柱の周りに不織布を巻き付ける「行灯仕立て」という方法です。

スナップエンドウの霜よけは不織布で
スナップエンドウの周りを囲って、霜害を防ぐ

スナップエンドウはわりと寒さに強い野菜なので、霜除け・霜対策を行っておけば、大丈夫かと思いますが、場合によっては霜害で枯れてしまうこともあります。(株が小さ過ぎても、大き過ぎても、寒さには弱い。)越冬に適したスナップエンドウの株の大きさは、約15cmです。

一番寒い12月下旬から1月中旬くらいにその大きさにするには、種の蒔き時期がポイントです。種まきの時期が早すぎず、遅すぎず、「適期にまく」ということが重要になります。

スナップエンドウの追肥の時期は、秋に種をまく「秋まき」だと、1月上旬あたりになります。1月上旬だと株の大きさもまだ小さく、花も全然咲いていません。

スナップエンドウの追肥の時期は、1月上旬

なので、追肥するのにはまだ早いような気がしますが、早めに肥料をいれておくと、春からの成長に効いてくるので、この時期の追肥がちょうどいいんです。(特に、有機栽培で使う有機質肥料は、寒い時期だと、効果が出るまで1ヶ月ほどかかる。)

追肥の回数は、この1回だけ。肥料の与えすぎは、害虫が寄ってきたり、病気の元になったりするので、適量を心がけます。

スナップエンドウの追肥には、鶏糞を使用
追肥後は水やりをして、土をかぶせます

スナップエンドウの収穫時期は、中の豆が大きくなって、サヤがぷっくり膨れてきた頃。食べごろのものから順次収穫していきます。今回の収穫量は少ないですが、収穫期の本番はまだまだこれから。スナップエンドウの収穫期は、4月上旬頃から5月中旬頃まで続きます。

スナップエンドウの収穫時期は4月~5月頃
収穫したスナップエンドウ

収穫まで到達したので、スナップエンドウのお世話&管理自体はこれで終了となります。あとは、大きく育った実を収穫し続けるだけです。追肥で肥料を補ったり、剪定や摘心をする必要はほぼ無いです。

放任(自然に任せて伸び放題)しておけば、スナップエンドウのツルが上に伸びて、花と実がどんどん増えてくると思います。収穫が終了するまで、春の恵みを楽しみましょう!

スナップエンドウの花
これから大きくなる実

動画版はこちら

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