イチゴ(宝交早生)の育て方(マルチ被覆再開)
今回は、イチゴ(地植え・露地栽培)のお世話。イチゴはマルチの被覆を外して、休眠させていましたが、そろそろ起きてもらう時期が近づいてきたので、マルチ被覆を再開します。
イチゴは、1月上旬に追肥をして肥料を補いました。この追肥は春からの成長に効いてきます。
休眠準備した時に巻き取っておいたマルチを戻し、イチゴにかぶせます。(周囲に雑草が生えていたら、マルチを戻す前に抜いておく。)土をマルチで覆うと、地温が低下しにくくなる(土を保温できる)ので、イチゴの生育が促進されます。
戻したマルチに土や泥がついていたら、はらって落としておきます。(マルチの上の土が雨水などではねて、イチゴの茎や葉に付くと、病気になることがあるため。)マルチには、土の保温だけでなく、泥はねを防止する効果もあるので、表面はなるべくキレイに保ちましょう。
イチゴの株の方は、花が咲いていたり、つぼみが膨らんでいたりしていたら、取ってしまいます。枯れたり、傷んだ葉があったら、それも摘んでおきましょう。(2月末までに咲いた花は、まだ早いので摘むようにする。花を残すのは3月から。それまでは、花よりも、イチゴの株の成長に栄養を回した方が良い。)これで今回の作業(イチゴの栽培管理:マルチ被覆再開)は完了です。
露地栽培のいちごの追加情報(イチゴの育て方についての関連情報)
いちごのランナーとは何ですか?
ランナーとは、ほふく茎と言われる茎の一種で、クラウンから伸びてきます。伸びた先が土に根付くと、そこから新しいイチゴの株ができて、子孫を増やしていきます。いちごの収穫前にランナーが増えてしまうと、ランナーの方に栄養が取られてしまうので、伸びてきたら取るようにしましょう。
ランナーは、いちごの植え付けをする時の目印になります。(ランナーの向きが重要。)露地栽培でいちごを植え付ける時は、ランナーを畝の内側に向けて植えます。(いちごは、ランナーの反対側に多く実をつけるという性質がある。)
いちごの露地栽培では、いつから防虫ネットやトンネルを設置しますか?
露地栽培のいちごは、基本的に防虫ネットは必要ありません。いちごは、虫の発生が少なくなる10月中旬頃が植え付け時期なので、防虫ネットは必要ないです。いちごの露地栽培で、どうしても虫が気になる場合は、虫害を受けにくい品種を選択するとよいでしょう。
いちごは、冬越し中、寒さにさらす必要があるので、保温用のトンネルも必要ありません。(いちごは、寒さに一定期間さらすことで、春からの成長が促進される。)いちごは寒さに強い作物なので、基本的には植えっぱなしで大丈夫です。
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