大根、ラディッシュ、パクチーの育て方:種まき(青首大根、はつか大根、コリアンダーの露地栽培)
マルチング栽培での大根、ラディッシュ、パクチーの育て方。前回は、大根(青首ダイコン)と、ラディッシュ(はつか大根)と、パクチー(コリアンダー)の土作りをしました。それから約3週間が経過。そろそろ肥料が土に馴染んだ頃だと思うので、大根、ラディッシュ、パクチーの種まきをしたいと思います。
区画の割り振りは、メインで栽培する大根(ダイコン)が、畝の半分を使います。(約60×60cm)あとは、残った半分の区画(約60×60cm)で、ラディッシュとパクチーを育てます。
種まきの種は、パクチーが晩抽系のコリアンダー。晩抽とは、トウ立ちしにくい(花が咲きにくい)品種のことです。
パクチー(コリアンダー)は種の殻が硬いので、種まき前の数時間水につけるか、硬いものに押し付けて殻を少し割るなどしておくとよいかもしれません。(そのまま種まきしても発芽しないことはないので、面倒な場合は、そのまま種まきして下さい。)
ラディッシュ(二十日大根)の種は、カラフルファイブという品種です。赤や白、紫など、5色の20日大根の詰め合わせなので、何色が収穫できるか想像しながら種まきすると楽しいと思います。
大根(ダイコン)の種は、耐病総太りです。大根は、家庭菜園で人気の野菜なので、品種がいろいろありますが、これは定番で育てやすいからおすすめです。青首大根といえばこれ、というくらい代表的な品種です。
大根やラディッシュ、パクチーなどの栽培準備をしたのは、8月中旬。土作り&施肥、畝立てを行いました。
パクチーとラディッシュと大根の種まき
パクチー(コリアンダー)と、ラディッシュ(はつか大根)の種まき場所は6ヶ所。栽培区画の大きさが約60cm×60cmなので、そこに種まき用の穴(幅約5cm×長さ約18cm)を6個あけます。市販の穴あきマルチを使えば、穴あけの手間が少し省けます。(穴をつなげるようにビニールを切る。)
今回は、区画の大きさと、マルチの穴の間隔・数などが微妙に合わないので、自分で穴をあけることにしました。わざわざそこまでするのは面倒…という場合は、穴無しのマルチを張って、種まきする部分だけをハサミで切り、土を露出させるとよいです。
大根は、約60cm×60cmの区画に穴を4つあけます。(マルチにマルチカッターを押し当て、「あたり」をつけた後、表面のビニールだけ切る。)
種まき方法は「点まき」にします。パクチーは1穴に8粒、種まきします。ラディッシュと大根の種まきは、1穴に4粒です。
種まきの深さは1cmくらいです。爪楊枝などで1cmの深さに押し込みましょう。
種に土をかぶせ、手で上から押さえたら、不織布をかぶせます。不織布をかぶせておくと、種の乾燥を防げますし、水やりの水や雨水が直接土に当たらないので、種を保護できます。(種が発芽して、ある程度成長したら、不織布は外します。)
不織布をかけたら、土が湿る程度に水やりをします。水を与えすぎると、ラディッシュやパクチーの種が腐ってしまうので注意します。
種まき後は防虫ネットで虫除け(ラディッシュやパクチーのトンネル栽培)
水やり後は、トンネルを作って防虫ネットを張り、害虫の侵入を防ぎます。ラディッシュや青首大根など、アブラナ科の野菜は虫がつきやすいので、種まきと同時にネットを張っておくと安心です。
トンネル用の支柱(ダンポール)は、畝の内側に向かうよう斜めに刺し込みます。立てる数は3本。等間隔になるよう設置します。
支柱が立ったら、その上に防虫ネットをかぶせ、トンネル状にします。トンネルの両端は結び目を作り、その結び目にUピンを引っかけ、ピンを地面に刺して固定します。ピンをネットに刺してしまうと、穴が空くので注意して下さい。
支柱側のネットの固定は、トンネルパッカーを使います。この留め具を、ネットの上から支柱にはめ込み、固定します。トンネルパッカーは、「ツメ」が付いてる方を下にして使います。(ツメを地面に少しくい込ませる。)
防虫ネットが余っている部分は、軽く縛ってまとめておきます。
あとは、上の部分がズレないよう、洗濯バサミでとめておきます。これで大根、ラディッシュ(はつか大根)、パクチー(コリアンダー)の種まきは完了です。
トンネル栽培は、秋冬の野菜でよく行います。防虫・防寒対策になるので、覚えておくと便利ですよ。トンネルの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。
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